この記事は FADUはSandiskの韓国ベータか の続編です。前回は外国人フローとSandiskとの連動性を見ました。今回は、メモリー株よりも長く高い評価を受けられるAIインフラのボトルネックとは何かを考えます。
TL;DR
FADUはAIストレージの重要なボトルネック候補ですが、まだ「今すぐ買い」と言える段階ではありません。
メモリーを上回るには、以下の4条件が必要です。
| 軸 | 意味 | FADUが証明すべきこと |
|---|---|---|
| P | 価格・価格決定力 | Gen5/Gen6コントローラーのASP、TCO削減プレミアム |
| Q | 数量・受注 | 受注が売上に早く転換すること |
| C | コスト・利益率 | ファブレス型の固定費レバレッジ |
| 新セグメント | 市場拡大 | Gen6、PMIC、CXL、低遅延SSD |
メモリーはすでにPとQが強い一方、投資家は価格サイクルのピークを警戒します。FADUが高い評価を受けるには、NAND価格ベータではなく、AIデータセンター向けコントローラー・ファームウェアのプラットフォームであることを示す必要があります。
主な事実
- 2026年1Qの売上高は595億ウォン、営業利益は77億ウォン、営業利益率は12.9%。(The Bell)
- 2026年3月末の受注残は約1,759億ウォンと推定されます。(DataTooza)
- 2026年5月28日、FADUは約465億ウォンのeSSDコントローラー供給契約を公表しました。(The Elec)
- 2026年6月2日の終値は107,100ウォンです。
2Q26が試金石
| 2Q26売上高 | 解釈 |
|---|---|
| 700億ウォン未満 | 受注から売上への転換が弱い |
| 800億~900億ウォン | 悪くはないが強い再評価には不足 |
| 900億~1,050億ウォン | 良好な転換 |
| 1,000億ウォン超 | AIストレージの本格的なボトルネックとして認識される可能性 |
コントローラー比率が75~80%を維持できれば、FADUは単なるSSD完成品メーカーではなく、コントローラー・ファームウェア企業として評価されやすくなります。
フロー
足元のフローは強いものの、完全にきれいではありません。直近5営業日で外国人は約2,112億ウォンを買い越しましたが、プログラム買い越しも約2,034億ウォンあります。長期資金の純粋な買い集めと断定するには早いです。
結論
FADUは安い株ではありません。数字が追いつけば安く見える株です。107,000ウォン近辺の防衛、112,000~117,000ウォン回復、外国人買い継続、機関売りの鈍化、2Q26売上900億ウォン以上が確認条件です。