文脈
本稿は6月イベントの中間レビュー、CPI・BOJ・FOMCの反応関数、AIは1996年型か1999年型か、そしてWarsh Fed後の高い資金コスト論の続編です。
TL;DR
- 6月相場は単なるAIラリー継続ではない。エネルギー主導のインフレ再加速、中央銀行プットの弱体化、長期成長株と韓国ベータの変動性上昇として読むべきだ。
- 雇用、CPI、PPI、ECB、BOJ、FOMC、BoEは同じ方向を示した。中央銀行はすぐに緩和へ戻る局面ではない。
- 韓国AIメモリーとHBMは強い構造テーマだ。ただし買いのタイミングは、6月25日のPCE・GDP・耐久財を確認した後が望ましい。
核心
問題はAIサイクルが終わったかではない。中央銀行が市場を簡単に支えない環境で、韓国AIメモリーが金利・ドル・原油のストレスに耐えられるかだ。
6月に確認されたこと
米5月雇用は非農業部門雇用者数+17.2万人、失業率4.3%だった。CPIはコアが安定した一方、エネルギーでヘッドラインが高かった。PPIはfinal demandが前月比+1.1%、前年比+6.5%と強く、企業コストの圧力を示した。
同時にECBは利上げ、BOJは政策金利を1.00%前後へ引き上げ、Fedは据え置きながら緩和シグナルを出さず、BoEも据え置きながら2人が利上げを主張した。
これは中央銀行プットの弱体化を意味する。資金は消えないが、資金の価格は上がる。
韓国AIメモリー:テーマは強いが、入り口はマクロ次第
Samsung ElectronicsとSK hynixはAIメモリーのボトルネックに最も直接的に接続している。ただし韓国半導体は米金利、ドル、原油、外国人フローに敏感な高ベータ資産でもある。
確認条件は以下だ。
| 条件 | 意味 |
|---|---|
| PCEが再加速しない | Fed利上げ織り込みの追加上昇を抑える |
| 米長期金利が跳ねない | duration圧力が和らぐ |
| ドルと原油が安定 | 韓国向け資金フロー改善 |
| Samsung/SK hynixへの外国人買い継続 | 産業テーマが実際のフローになる |
残るイベント
6月23日は世界のFlash PMI。6月25日はFedストレステスト結果、PCE、GDP第3推定、企業利益、耐久財注文が集中する。Russellリバランスは6月26日の米国引け後に反映される。
結論
6月後半の最良の行動は、AI関連を一括で買うことではない。マクロゲートを待ち、その後PCE、金利、ドル、原油が許すなら韓国AIメモリー/HBMを選別して買うことだ。