文脈 本稿は、純粋なKOSPIベンチマークを上回る難しさ、ETFフロー主導の韓国市場、流動性はあるが市場の幅が崩れた局面の続編です。
TL;DR
- 2026年6月19日時点で、KOSPI終値は9,052、60日移動平均は7,039、60日乖離率は**+28.6%**でした。
- これは明確な過熱ですが、天井確定ではありません。2025年1月から2026年6月までの355営業日を再現すると、20/60/120日乖離の過熱シグナル後の5日・20日平均リターンはプラスでした。
- ただし60日乖離率が+20%を超えると、10営業日以内に-5%以上下落する確率はベースライン16%から**63%**に上がりました。
- ただし41日のシグナルは独立した41標本ではありません。連続区間で見ると8エピソードで、forward windowが完結しているのは6つだけです。
- 現在の読みは、部分的なリスク縮小は妥当だが、全面撤退のシグナルではないというものです。乖離とボラティリティのゲートは点灯していますが、20日線の傾きはまだ上向きです。
核心
60日乖離率+28.6%は 「ここが天井」 ではありません。より正確には、トレンドが速すぎるので追いかけを弱め、リスク予算の一部を回収し、押し目を待つべきという信号です。
再現した条件
| 項目 | 設定 |
|---|---|
| 指数 | KOSPI, ^KS11 |
| 期間 | 2025-01-02〜2026-06-19 |
| 標本 | 355営業日 |
| 価格 | 終値 |
| 乖離率 | 終値 / N日移動平均 - 1 |
| 期間 | 20日、60日、120日 |
| 調整の定義 | 10営業日以内に-5%以上の安値 |
現在値
| 指標 | 再現値 |
|---|---|
| KOSPI終値 | 9,052 |
| MA20 / 20日乖離 | 8,322 / +8.77% |
| MA60 / 60日乖離 | 7,039 / +28.61% |
| MA120 / 120日乖離 | 6,088 / +48.69% |
| MA20の5日傾き | +4.25% |
| RSI(14) | SMA 57.3 / Wilder 65.9 |
| ATR(20)% | 4%台 |
RSIの過熱ではなく、60日線からの極端な乖離とボラティリティ上昇がシグナルです。
過熱は天井をうまく当てなかった
| シグナル | 日数 | +5日平均 | +20日平均 |
|---|---|---|---|
| 20日乖離 ≥ 7% | 74 | +2.68% | +9.07% |
| 60日乖離 ≥ 12% | 120 | +2.26% | +6.88% |
| 120日乖離 ≥ 20% | 107 | +2.55% | +9.11% |
| ベースライン | 335 | +1.86% | +7.83% |
強いトレンドでは、過熱はまず加速を意味することがあります。
しかし押し目確率は上がった
| 条件 | 日数 | 10営業日以内の-5%調整 |
|---|---|---|
| ベースライン | 全日 | 16% |
| 60日乖離 ≥ 15% | 89 | 36% |
| 60日乖離 ≥ 18% | 54 | 48% |
| 60日乖離 ≥ 20% | 41 | 63% |
| 60日乖離 ≥ 22% | 33 | 67% |
| 60日乖離 ≥ 25% | 26 | 65% |
正しい読みは「pullbackリスクが上がる」であり、「全売却」ではありません。
3つのゲート
| ゲート | 基準 | 現在値 | 状態 |
|---|---|---|---|
| 中期過速 | 60日乖離 ≥ 18-20% | +28.6% | 点灯 |
| ボラティリティ | ATR ≥ 2.2% | 4%台 | 点灯 |
| トレンド悪化 | MA20傾き低下 | +4.25% | 未点灯 |
2つのゲートは点灯しています。追いかけを減らし、部分的にリスクを落とす理由はあります。しかし3つ目はまだ点いていません。全面撤退シグナルではありません。
結論
KOSPIの60日乖離+28.6%は本物の過熱です。しかしデータは「天井確定」を支持していません。
このフレームワークは、強いトレンドの中で追いかけを止め、一部リスクを回収し、よりきれいな押し目かトレンド悪化を待つための速度計として使うべきです。