セクション1:マクロ・ダッシュボード
| 指標 | 現在値 | 5日変化 | シグナル |
|---|---|---|---|
| KOSPI | 6,219.1 | +4.2% | 強気 |
| KOSDAQ | 1,174.8 | +4.7% | 強気 |
| VIX | 19.5 | +6.3% | 安定圏 |
| 米10年債 | 4.25% | −0.05 | 横ばい |
| USD/KRW | 1,472 | −0.3% | 横ばい |
| Brent | $95.2 | +0.2% | 安定 |
- レジーム判定:韓国市場
Bull(本日転換)/米国市場Neutral - スタンス:KR選択的拡大。KR Bullへの転換を受け、ブレッドス(50MA超:63.3%、200MA超:59.2%)が改善基調。ディスカバリースコア100/100(14日目継続)と市場内部の地合いは良好。
- 韓米のレジーム乖離(KR Bull・US Neutral)は短期的な「Korea premium」を示唆。ウォン安一服(USD/KRW −0.3%)も外国人フローの追い風。
セクション2:マーケット・ラップ
KOSPIは6,219ポイントで推移し、5営業日で+4.2%上昇。KOSDAQも1,174ポイントと+4.7%と、大型株・中小型株ともに幅広い上昇が継続している。本日は韓国市場レジームが「Neutral」から「Bull」へ転換した初日であり、マーケット参加者にとって注目の節目となった。
市場のキャラクター:幅広いブロードラリー
ブレッドス指標が示すとおり、市場全体の6割超の銘柄が50日移動平均・200日移動平均を上回っており、特定セクターへの偏重ではなく、オールラウンドな買いが入った構図。テーマ別では半導体・電気機器・造船エンジン関連が強く、実績サプライズを背景にしたPEADドリフト銘柄が複数確認された。
セクター強弱まとめ
- 強い:半導体(SK하이닉스系)、防衛・セキュリティ機器(ハンファビジョン)、造船エンジン(HD현대마린엔진・한화엔진)、電力インフラ(LS에코에너지)、バイオ・ヘルスケア(파미셀)
- やや強い:IT投資・VC(スクウェア系持株、アットナムインベスト)、K-ビューティ(에이피알)
- 弱い(相対的):一般消費財、低グロース内需株
フロー
USD/KRWが1,472円台へ小幅下落(ウォン高方向)したことで、外国人の韓国株買いコストが低下。ブレッドス拡大・ディスカバリー14連勝など定量的な「リスクオン」サインと整合的であり、外国人フローの継続的な流入が示唆される。機関投資家は実績サプライズ銘柄を中心にポジション積み上げの動き。米10年債利回りは4.25%と落ち着いており、バリュエーションの割引率への逆風は限定的。
セクション3:本日のスクリーナー・スポットライト — PEAD(Post-Earnings Announcement Drift)
月曜日のスクリーナー:PEAD(実績アナウンスメント・ドリフト)
PEADは、決算サプライズ発表後の1〜4週間で株価が方向性をもってドリフトするという学術的に最も検証されたアノマリーのひとつ。本スクリーナーは「①営業利益・売上高のYoYサプライズ + ②マージン拡張 + ③初期価格確認シグナル(MA50超・52週高値近辺)」が同時に成立した銘柄を捕捉する。現時点(4月)は2025年通期決算サプライズのドリフト・ウィンドウ内にあり、PEADとして最も有効な時期。
本日のTier A上位10銘柄(Strong Beat)
| # | ティッカー | 銘柄名 | 市場 | 終値 | OP YoY | Rev YoY | Δマージン | ROE | OPM | RS% | スコア |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 489790.KS | ハンファビジョン | 有価 | 84,900 | +2,851% | +263% | +7.95pp | 5.4% | 9.1% | 77 | +3.47 |
| 2 | 046940.KQ | ウウォン開発 | KOSDAQ | 5,430 | +2,300% | +24% | +16.92pp | 36.8% | 17.9% | 66 | +2.38 |
| 3 | 065710.KQ | ソホ電気 | KOSDAQ | 47,450 | +1,481% | +151% | +18.17pp | 24.4% | 21.7% | 83 | +2.25 |
| 4 | 005690.KS | パミセル | 有価 | 19,190 | +630% | +76% | +22.90pp | 38.3% | 30.1% | 85 | +1.73 |
| 5 | 088130.KQ | 東亜エルテク | KOSDAQ | 9,280 | +670% | +226% | +11.19pp | 33.6% | 19.4% | 93 | +1.73 |
| 6 | 017510.KQ | セミョン電気 | KOSDAQ | 10,270 | +393% | +124% | +24.83pp | 15.1% | 45.8% | 84 | +1.64 |
| 7 | 322000.KS | HD現代エネルギーソリューション | 有価 | 162,900 | +1,077% | +17% | +7.54pp | 10.6% | 8.4% | 99 | +1.20 |
| 8 | 402340.KS | SKスクウェア | 有価 | 701,000 | +124% | +78% | +17.48pp | 37.8% | 84.1% | 99 | +1.18 |
| 9 | 278470.KS | エイピーアール(APR) | 有価 | 414,500 | +198% | +111% | +6.95pp | 75.3% | 23.9% | 99 | +0.91 |
| 10 | 000660.KS | SKハイニックス | 有価 | 1,166,000 | +101% | +47% | +13.14pp | 44.2% | 48.6% | 99 | +0.69 |
上位3銘柄の簡易解説
① ハンファビジョン(489790.KS) ハンファグループ傘下のAIセキュリティカメラ・映像監視ソリューション企業。営業利益のYoY成長率+2,851%という桁外れのサプライズを記録。マージンは+7.95pp改善し、OPMは9%台へ浮上。52週高値まで8.4%の余白を残しており、ドリフト継続余地あり。5日リターン+12.9%と勢いが鮮明。防衛・セキュリティ需要のグローバル拡大を背景に、韓国発のセキュリティ機器大手として注目度が高まっている。
② ウウォン開発(046940.KQ) KOSDAQ上場の中堅建設・土木企業。OP YoY+2,300%・Δマージン+16.92ppと、収益構造が一変した印象。ROE 36.8%・OPM 17.9%と小型株としては異例の収益性を誇る。52週高値に並んでおりブレイクアウト候補。建設インフラ需要の回復局面における小型バリューの典型例。
③ ソホ電気(065710.KQ) 配電・電力制御機器メーカー。OP YoY+1,481%・Δマージン+18.17pp・OPM 21.7%と、電力インフラ投資の恩恵を正面から享受している。RS%は83と相対的なモメンタムも良好。52週高値まで19%の余裕があり、ドリフト余地は十分。エネルギーインフラ拡充テーマの中核銘柄として位置づけ可能。
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