1. マクロダッシュボード
| 指標 | 現在値 | 5日変化 | シグナル |
|---|---|---|---|
| KOSPI | 7,384.6 | +11.2% | 強気 |
| KOSDAQ | 1,210.2 | −0.5% | 横ばい |
| VIX | 16.4 | −3.0% | 安定 |
| 米国10年金利 | 4.42% | 0.00pp | 横ばい |
| DXY | 97.7 | −0.5% | 軟調 |
| USD/KRW | 1,441 | −3.1% | ウォン高 |
| Brent原油 | $97.1 | −10.2% | 下落 |
レジーム判定: 韓国 Bull / 米国 Bull — 両市場の強気同調が続く。KRスクリーナーはBULL 100/100(FTD確認、Day 20)。VIX 16台の安定と原油急落がリスク許容度を下支えしている。KOSPIは5日間で+11.2%と急伸した一方、KOSDAQは横ばいで、大型株主導の相場が鮮明だ。
2. 本日の韓国市場ラップ
本日の韓国株式市場はリスクオン一色だったが、過熱・循環売買型という性格が混在した。発掘スクリーナーの通過銘柄は379銘柄(KOSPI系165 / KOSDAQ系214)と幅広く、個別の選別余地は十分にある。
強かったセクター・テーマ: 半導体・AIインフラ、プリント基板(PCB)・部品、証券・金融、電線・電力インフラ、一部の水素・燃料電池。サムスン電子(005930.KS)の「AIインフラプラットフォーム」ナラティブがテレグラム・SNSで繰り返し流れ、AIアクセラレータおよびヘッドノードCPU需要への言及が目立った。カオン電線(000500.KS)は+27.2%と急騰、電力・電線テーマの強度計として機能した。スクリーナーでは키움証券(039490.KS)・ハンファ投資証券(003530.KS)・サムスン証券・友安他証券など証券株で取引量が急増した。
弱かったセクター: ゲーム株(パールアビス:263750.KQ)、急騰後のバイオ株の利益確定売り、過熱気味の一部電力関連株。パールアビスは価格・資金フロー・空売りのすべてで逆風が続いており、反発確認前の増し買いは推奨しない。
資金フロー注目点: 証券株全般はマーケットベータの温度計としての性格が強い。今日は外国人と機関の同時買いが入った銘柄が複数確認されたが、強気相場の継続を前提としたリスクオン性の流入であり、コアのクオリティ銘柄への資金流入とは区別して解釈すべきだ。発掘スクリーナー通過数が379銘柄という水準は高く、市場のリスクオン強度を示す一方、KOSPIの5日+11.2%は短期過熱域に差し掛かっており、明日の分配売りへの転換リスクも念頭に置きたい。
3. 本日のクオリティ再評価候補
メタスクリーナーは138銘柄をユニバースとし、クオリティ・資金フロー・サイクル・業績・コンセンサス・DART公式シグナルを統合スコアリング。スクリーナー3本重複を最上位候補、2本重複を優先候補として選定した。メタスコアとスクリーナー重複数が競合する場合はメタスコアを優先し、理由を各項目で補足する。
トップ候補テーブル
| メタ順位 | ティッカー | 銘柄名 | メタスコア | 重複数 | ヒットスクリーナー | 主要指標 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 000660.KS | SKハイニックス | 63.8 | 2 | Quality Compounder, Cycle Rerating, Consensus Up | ROE 44.1%、OPマージン +13.1pp、RS 98.0 | 機関売り越し、空売り5.2% |
| 2 | 003530.KS | ハンファ投資証券 | 59.5 | 3 | Cycle Rerating, Smart Money Quality, Smart Money Earnings | 5日F+I +268億W、マージン変化 +4.6pp、RS 88.2 | DARTリスク公示1件 |
| 3 | 053610.KQ | プロテック | 58.1 | 2 | Quality Compounder, Cycle Rerating, Consensus Up | ROE 14.6%、OP YoY +245.5%、RS 94.8 | − |
| 4 | 006910.KQ | ボソンパワーテック | 54.9 | 2 | Quality Compounder, Cycle Rerating | ROE 20.3%、OP YoY +458.3%、RS 96.5 | − |
| 5 | 017510.KQ | セミョン電機 | 48.5 | 2 | Quality Compounder, Cycle Rerating | ROE 15.1%、マージン変化 +24.8pp、RS 85.9 | − |
| 6 | 402340.KS | SKスクエア | 48.0 | 2 | Quality Compounder, Cycle Rerating | ROE 37.8%、DART触媒6件(自社株処分) | 5日外人+機関 −4,907億W |
上位3銘柄の詳細分析
① SKハイニックス(000660.KS) — メタスコア首位、コンセンサス上方修正が最大の武器
メモリ半導体大手。HBMをはじめとするAI向け高付加価値品の需要急拡大を背景に、ROE 44.1%・営業利益 YoY +101.2%・OPマージン改善 +13.1ppと業績が急回復している。特筆すべきはコンセンサス上方修正スコア(composite z +1.85)の高さで、アナリスト予想そのものが引き上がり続けているサイクル再評価の典型例だ。外国人持ち株比率53.2%と高く、外国人フローが株価の方向性を決める構造。機関が売り越している点と空売り比率5.2%は短期の重しとして継続監視が必要。スクリーナー重複は2本だがメタスコアがトップなのは、コンセンサス修正の深さと業績改善の質が評価されているため。
② ハンファ投資証券(003530.KS) — スクリーナー重複3本、本日の資金フロー最有力
スクリーナー重複数ではトップの3本(スマートマネークオリティ・サイクルリレーティング・スマートマネー業績改善)を同時にクリア。5日間の外国人+機関純買いは+268億ウォンと資金の入りが確認できる。OPマージン変化は+4.6ppで、証券業特有の高水準の収益成長(営業利益 YoY +3,592%)も計上されている。ただし証券業の業績はマーケットベータに強く連動するため、リスクオン局面が続く前提での数字だ。DARTリスク公示1件(証券発行実績報告書)は内容確認を推奨。今後の確認事項は金利動向とトレーディング収益の持続性。
③ プロテック(053610.KQ) — 営業利益3倍超・コンセンサス上昇、小型株再評価候補
半導体・電子部品向け特殊目的機械メーカー。ROE 14.6%は表面的には控えめに見えるが、営業利益 YoY +245.5%・OPマージン +12.2ppという改善スピードが本質だ。コンセンサス上方修正スコアは composite z +1.23。機関の取引ランクは#301位と控えめながら、外国人系窓口がプラスで空売り比率も2.4%と低い。DARTの直近公示は減資完了(2026-05-04)のみでリスク公示なし。次の確認事項は半導体装置の受注動向と顧客集中リスクの程度。
本記事はリサーチ・ブログ掲載目的であり、売買を推奨するものではありません。掲載データはすべて2026-05-06付のスクリーナー出力に基づきます。