韓国クオリティ・リレーティングWatch 2026-05-08: RFHIC・ウォニクIPS・SKハイニックス — 再評価が動く日

KOSPI 7,498(5日+13.6%)でBull継続。電線急騰の中、5スクリーナー交差のRFHIC・本日DART実績開示のウォニクIPSが最有力再評価候補。SKハイニックスはコンセンサス上方修正が最強水準。

マクロダッシュボード

指標現在値5日変化シグナル
KOSPI7,498.0+13.6%📈 強気
KOSDAQ1,207.7+1.3%→ 横ばい
VIX17.1−6.5%🟢 安定
米10年金利4.39%+0.01→ 横ばい
DXY98.0−0.5%📉 弱含み
USD/KRW1,466−0.4%→ 横ばい
ブレント原油$100.1−12.5%📉 下落

レジーム判定: 韓国 Bull / 米国 Bull — スタンス: 積極拡大

KOSPIは5日で+13.6%と急騰し7,498で着地。KOSDAQはほぼ横ばいで大型株との乖離が12.3ptに拡大している。VIXは17.1と落ち着いており、リスクオン環境は継続中だ。原油の急落(ブレント−12.5%)とドル安が韓国株のバックウィンドになっている。


マーケットラップ

本日の韓国株市場を一言で表すなら「強気ベースのセレクティブ」だ。KOSPIのフォロースルーデーはDay 17に到達、ブレッドスコアは100/100でBull判定、通過銘柄数290と選別環境は良好な数字が並ぶ。しかし市場全体が無差別に上がる日ではなかった。

強いセクター:電線・光通信、電力・エネルギー、半導体部品

가온전선(가온전선)はほぼストップ高の+30.0%を記録し、機関が213億ウォンを買い越した。대한전선(대한전선)は+12.8%、外国人+1,677億・機関+353億・プログラム+1,715億と分厚い資金流入が確認できた。光通信テーマの대한광통신(대한광통신)もRS 99.9分位でモメンタム最上位圏に浮上している。これらは「AIデータセンター→光ネットワーク→変電・電線」という資金連鎖の出口として市場が意識し始めたテーマだ。半導体部品では대덕전자(대덕전자)が+2.1%かつ外国人・機関・プログラムの三者同時買い越しと、本日最もクリーンな資金フローを見せた。

弱いセクター:ゲーム、大型半導体の外国人売り

Pearl Abyss(펄어비스)は5日−12.4%と下落が続き、空売り残も依然として高い。固有のリスクが表面化しているケースであり、テーマとは無関係に精査が必要だ。サムスン電子(삼성전자)は外国人が−2.5兆ウォンを売り越し、プログラムも−1.7兆ウォンと大規模な売り圧力がかかった。株価は−1.1%にとどまり底堅さは示したが、「外国人売りの縮小を確認してから判断する」フェーズが続く。

資金の逆行シグナル

キウム証券(키움증권)は外国人・機関・プログラムが三者そろって買い越したにもかかわらず株価は−2.9%。こうした価格と資金フローの乖離は、需給が本当に定着するかを翌日以降で見極めるサインだ。


本日のクオリティ再評価候補

メタスクリーナーが132銘柄をカバーし、5つのスクリーナー(クオリティコンパウンダー・スマートマネー質・サイクル再評価・スマートマネー実績・PEAD)を統合してランキングした。

トップ候補テーブル

RankTicker銘柄名メタスコア交差数主なシグナルROEOP YoY
1218410.KQRFHIC93.35QC・SM質・サイクル・SM実績・PEAD8.8%+1,960%
2089970.KQブイエム(VM)65.73QC・SM質・SM実績17.3%
3240810.KQウォニクIPS62.64SM質・サイクル・SM実績・PEAD9.1%+596%
4053610.KQプロテック58.52QC・サイクル14.6%+246%
5000660.KSSKハイニックス54.42QC・サイクル44.1%+101%
6009540.KSHD韓国造船海洋50.64SM質・サイクル・SM実績・PEAD17.8%+172%
7402340.KSSKスクエア50.12QC・サイクル37.8%+124%

QC=クオリティコンパウンダー、SM質=スマートマネー質、SM実績=スマートマネー実績改善

スクリーナー数(=重なりの強さ)で見ると、RFHIC(5)、ウォニクIPS・HD韓国造船海洋(各4)、ブイエム(3)の順で信号が厚い。メタスクリーナーの順位もこの並び方と整合しており、今回は乖離が少ない。


注目トップ3

1. RFHIC(218410.KQ) — 全5スクリーナー交差、メタスコア最高93.3

RFHICは通信・放送機器メーカーで、GaN(窒化ガリウム)ベースのRFデバイスを製造する。今回の強さは5軸の重なりに集約される。①クオリティ(OPM 16.6%、ROE 8.8%)、②資金流入(直近5日 外国人+機関+198億ウォン)、③サイクル再評価(営業利益率変化+15.3pp)、④実績改善(営業利益YoY+1,960%)、⑤PEAD(スコア+3.02、Tier Aトップ)——すべてが同時に点灯している。4月27日にDARTで暫定実績(連結)の公正公示が出ており、数字の裏付けもある。PERは93倍と表面的には割高だが、急回復した利益水準でのバリュエーション再評価が始まっている局面だ。次に確認すべき点は「今期利益水準の持続性」と「RS 99分位のモメンタムが1〜4週継続するか」の二つ。

2. ウォニクIPS(240810.KQ) — 4スクリーナー交差、本日DART実績公示

ウォニクIPSは半導体製造装置(ALD/CVD)メーカー。本日(5月8日)にDART暫定実績公正公示を開示しており、「数字が出た日に機関資金が入っている」構図が成立している。直近5日の外国人+機関合計+300億ウォンで資金フローは本スクリーナーでトップ1位。営業利益YoY+596%、マージン変化+6.7ppというサイクル再評価シグナルも強い。ただし空売り残13.9%、プログラム−10.3%というリスク指標が残るため、買い継続を翌日以降で確認してからエントリーを検討するのが合理的だ。

3. SKハイニックス(000660.KS) — 大型株でコンセンサス上方修正が最強水準

ROE 44.1%、OPM 48.6%というクオリティ自体に疑いの余地はない。コンセンサス上方修正の複合zスコア+1.82は本日のメタスクリーナー全銘柄中で最高水準の改訂圧力を示す。AIインフラ・HBM需要の追い風が続く中、アナリストの目標株価上方修正ニュースも複数確認されている。ただし直近5日の外国人+機関売り越しが−7,111億ウォンと重く、DART上にリスク性開示も1件ある。260,000〜265,000ウォンの防衛と外国人売りの縮小を確認できるまでは、「クオリティは確認済み、入り口を待つ」のが適切なスタンスだ。


本記事はスクリーニング候補の研究目的コンテンツです。個別銘柄の売買推奨ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。スクリーナーデータは2026-05-07基準、マクロデータは2026-05-08基準です。

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