韓国クオリティ・リレーティングWatch 2026-05-11: エイピアル・ブイエム・ギガビス — 業績改善に機関・外国人資金が追随

KOSPI急騰+12.8%でブル継続。エイピアル・ブイエム・ギガビスが複数スクリーナー上位に登場。業績×資金流入の再評価候補を解説。

マクロ・ダッシュボード

指標現値5日変化シグナル
KOSPI7,822.2+12.8%強気
KOSDAQ1,207.3−0.5%横ばい
VIX18.15+4.4%安定圏
米10年債利回り4.36%−0.08pt中立
USD/KRW1,472−0.3%安定
Brent原油$103.9+2.6%上昇

レジーム判定: 韓国 Bull / 米国 Neutral。スタンス:韓国セレクティブ拡大。KOSPI対KOSDAQ の乖離が13.3ptと大型株主導の構造が鮮明。ウォン安一服(1,472)と原油続伸がマクロ環境の複合要因。


本日の市場概況

KOSPI は5日間で+12.8%と急騰し、7,822 台を記録。大型株主導のラリーが続く一方、KOSDAQ はほぼ横ばいで、指数格差が際立つセッションとなった。

強いセクター・テーマ: 電線・光通信・電力インフラが主役を務めた。가온전선(가온전선)が+30%超、한화전선(대한전선)には外国人+1,677億ウォン・機関+353億ウォンの大口資金が流入した。AI データセンター関連の配線需要期待を背景に、ハードウェア・インフラ全体の温度が上昇。半導体・HBM 関連では SK하이닉스(000660.KS)目標株価引き上げ観測がニュースフローに流れ、セクター全体のセンチメントを下支えした。

弱いセクター・テーマ: ゲーム・一部防衛関連は手控え。大型半導体では、삼성전자(005930.KS)が外国人売り▲2.55兆ウォン・プログラム売り▲1.66兆ウォンと大規模な資金流出を受けたが、株価下落は−1.10%にとどまり底堅さを見せた。外国人売りの縮小確認がその後の方向性を左右する。

資金フロー: 電線・インフラ銘柄へは外国人・機関・プログラムが三方向から買いを入れた。大덕전자(大덕전자)は外国人+22億・機関+58億・プログラム+11億と三者同時純買い。一方で机上のブル環境に反し、個別では외국인 sell が集中する銘柄とそうでない銘柄の二極化が続く。ブレッドス(50MA超え銘柄比率51.1%、200MA超え54.0%)は良好だが、「無差別リスクオン」ではなく銘柄選別が問われる局面と言える。


本日のクオリティ再評価候補

スクリーナー上位一覧(2026-05-11)

ランクティッカー銘柄名メタスコアヒットスクリーナー数主要スクリーナーROEOP YoYRS
1278470.KQエイピアル79.63Quality, Smart Money Quality, Smart Money Earnings65.0%+197.9%94.4
2089970.KQブイエム78.83Quality, Smart Money Quality, Smart Money Earnings14.7%+386.9%94.8
3420770.KQギガビス72.93Quality, Smart Money Quality, Smart Money Earnings7.3%+777.2%94.5
4095610.KQテス68.53Quality, Smart Money Quality, Smart Money Earnings14.5%+50.3%94.2
5058470.KQリノ工業59.14Quality, Smart Money Quality, Smart Money Earnings, PEAD20.8%+42.5%89.5
6082920.KQビッツロセル58.03Quality, Smart Money Quality, Smart Money Earnings17.2%+33.4%97.5
7347700.KQスピアー47.42Smart Money Quality, Smart Money Earnings0.3%+242.0%96.7
8147830.KQチェリョン産業46.22Quality, Cycle Rerating13.9%+158.5%87.5
9039490.KSキウム証券46.32Smart Money Quality, Smart Money Earnings16.6%87.9
10218410.KQRFHIC35.73Smart Money Quality, Smart Money Earnings, PEAD8.5%+1,919.2%96.8

注目上位3銘柄の詳細

1. エイピアル(278470.KQ) — メタスコア79.6

뷰티・スキンケア向け機能性化粧品・美容機器を手がける企業。ROE 65.0%・営業利益YoY +197.9%という数字は、クオリティコンパウンダー基準の中でも際立つ。直近5日間の機関+外国人合計純買いは+112.9億ウォンと資金流入が確認されており、5月7日付でDART上に暫定業績(連結)の開示が行われた公式触媒も重なる。外国人持分37.1%、空売り比率3.5%と需給構造もクリーン。次の確認ポイント:業績公開後の機関買いが継続しているか、コンセンサス上方修正が続くか。

2. ブイエム(089970.KQ) — メタスコア78.8

半導体製造装置(クリーン設備・チャンバー周辺)を主力とする精密機器メーカー。ROE 14.7%に対し営業利益YoY +386.9%と利益成長が加速している典型的な業績インフレクション案件。スマートマネー・クオリティとスマートマネー・実績改善の双方にランクインし、コンセンサス上方修正(composite z +0.86)も加わる。直近5日間の機関+外国人合計純買い+110.2億ウォン。DART公開情報なしのため、次回の実績公示タイミングと目標株価修正がカタリスト確認の要。

3. ギガビス(420770.KQ) — メタスコア72.9

半導体・ディスプレイ向け光学検査装置の専業メーカー。営業利益YoY +777.2%という数字は桁外れだが、売上高YoY +100.6%が裏付けであり水増し感は少ない。機関+外国人合計純買い+23.8億ウォン(直近5日)、プログラム買い+19.4%と複数チャネルからの資金が確認される。4月24日に単一販売・供給契約締結の公式開示あり。空売り比率4.6%と比較的低水準。確認すべき点:売上高成長の持続性と次四半期の受注視界。


フレームワーク補足

スクリーナー交差数で見ると、リノ工業(058470.KQ)が4スクリーナー最多ヒットだが、直近5日間の外国人+質的機関合計売り▲437.1億ウォン・空売り比率21.6%というリスクが重く、メタランキングでは5位に後退している。スクリーナー重複回数は参照指標であり、資金動向・DART公式触媒・リスク開示を加味したメタスコアが最終的な候補優先順位となる。RFHIC(218410.KQ)はPEADスコア最上位(+3.02)かつ3スクリーナーヒットだが、機関ランク#474と需給分散が確認されており後続調査が必要。

本稿はスクリーナー分析に基づく市場観察であり、特定銘柄の売買推奨ではありません。

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