マクロ・ダッシュボード
| 指標 | 現在値 | 5日変化 | 判定 |
|---|---|---|---|
| KOSPI | 7,981.4 | +6.5% | 強気 |
| KOSDAQ | 1,191.1 | −1.4% | 横ばい |
| VIX | 17.9 | +3.8% | 安定圏 |
| 米10年債利回り | 4.48% | +0.09pp | 横ばい |
| USD/KRW | 1,492 | +2.6% | ウォン安 |
| ブレント原油 | $105.4 | +1.2% | 安定 |
レジーム判定: 韓国 Neutral / 米国 Bull。KOSPIとKOSDAQの5日リターン格差は+7.8ポイントに拡大しており、大型株優位が続く。スタンスは米国選択的拡大。
マーケットラップ
本日のKOSPIは+1.75%、KOSDAQは+1.20%でクローズした。方向感は明確にリスクオンだが、外国人がKOSPIで約2.2兆ウォン、KOSDAQで約1,700億ウォンを売り越し、個人投資家が買い吸収する形となった。「外国人売り越し型リスクオン」と位置づけられ、機関・外国人が主導する本格的なトレンドとは質が一段落ちる。
セクター面では半導体・メモリ、食品・消費財、保険・証券が強かった。半導体セクターでは米中首脳会談への期待、マイクロン株高、メモリ・スーパーサイクル論が重なり、HBM・NANDをめぐる議論が活発化した。サムスン電子(005930.KS)は+4.23%と大幅高で、外国人・機関・プログラム売買の三者が同時に流入するまれな構図となった。中小型半導体では済州半導体(080220.KQ)が1Q営業利益671億ウォンの実績を背景に+28.4%の急騰を記録したが、外国人・プログラムは売り越しており、当日追撃は高リスクだ。
造船・機械・電気ガスは相対的に弱く、資金がセクターローテーションした格好。ゲームセクターではNC(036570.KS)が1Q実績サプライズと新作モメンタムで買いシグナルを点灯させた一方、実績未確認銘柄への圧力が続いた。
証券セクターでは、キウム証券(039490.KS)が自社株取得・消却を公示したが、同日に短期借入金増加も開示されており、株主還元の評価と財務面の精査が同時に必要となっている。
マクロ環境ではウォン/ドル1,490円台とブレント105ドルが上値抵抗として残る。外国人の売り越し基調が続く限り、リスクオンの質は「個人主導」にとどまる。
本日のクオリティ再評価候補
本日のメタスクリーナー(ユニバース125銘柄)でスクリーナー重複数・スコア上位に立った銘柄を整理する。2スクリーナー以上に同時通過した銘柄を優先候補とした。
上位候補テーブル
| ランク | ティッカー | 銘柄名 | メタスコア | 重複数 | 通過スクリーナー | 注目指標 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 278470.KS | エイピアール | 85.3 | 4 | QC・SMQ・SME・PEAD | ROE 65%、営業利益YoY +198% |
| 2 | 187870.KQ | デバイス | 63.8 | 3 | QC・CR・PEAD | OPM変化 +11.7pp、営業利益YoY +312% |
| 3 | 095610.KQ | テス | 59.9 | 3 | QC・SMQ・SME | 5日F+QI +563億ウォン、ROE 14.5% |
| 4 | 098120.KQ | マイクロコンタクトソル | 52.4 | 3 | QC・CR・PEAD | ROE 23%、営業利益YoY +74% |
| 5 | 356860.KQ | ティーエルビー | 51.9 | 3 | CR・SMQ・SME | マージン変化 +8.2pp、5日F+QI +217億 |
| 6 | 307930.KQ | カンパニーK | 51.2 | 3 | QC・CR・PEAD | OPM変化 +23.6pp、営業利益YoY +197% |
| 7 | 322000.KS | HDヒュンダイエナジーソリューション | 45.3 | 2 | SMQ・SME | 5日F+QI +606億ウォン、RS 98.1% |
略称: QC=クオリティコンパウンダー、SMQ=スマートマネークオリティ、SME=スマートマネー実績改善、CR=サイクルリレーティング
上位3銘柄の詳細
① エイピアール(278470.KS) — スコア85.3、4スクリーナー通過
ビューティー・スキンケア関連の化学製品メーカー。ROE 65%・営業利益YoY+198%という突出した実績改善を背景に、直近5日間で機関・外国人合計916億ウォン超の純買いが確認された。4スクリーナー同時通過は本日ユニバースで唯一。DART公示では5月7日付の1Q暫定実績(連結)が触媒となっている。次の確認ポイントは空売り比率11.1%の推移と外国人持分37.5%の増減。スクリーナー上のみならずPEADスコアも+0.16と漂流ウィンドウが残っており、サプライズ後のドリフトが継続するか注目される。
② デバイス(187870.KQ) — スコア63.8、3スクリーナー通過
特殊目的機械メーカー。4月に無償増資を実施後、営業利益YoY+312%・OPM拡大+11.7ppというサイクル転換の数字が揃った。PEADスコア+1.05は本日Tier Aの上位圏。事業規模は小さく外国人持分1.2%と流動性が薄いため、大口投資家には注意が必要だが、PEAD・サイクル・クオリティの三層が重なる構造は評価に値する。直近の株価は5日リターン+32.9%と急騰しており、過熱感の整理を待ちたい。
③ テス(095610.KQ) — スコア59.9、3スクリーナー通過
半導体製造装置メーカー。ROE 14.5%・営業利益YoY+50%でクオリティ基準を満たし、機関の質的純買いが継続している。一方で外国人は売り越し、プログラム売買も−13.1%と逆風が並存する。空売り比率12.2%が上昇しているかどうかが次の判断軸。2026年3月期の四半期報告書(5月13日DART公示)は直近の情報源として精査余地がある。
本記事はスクリーナー出力に基づく市場分析であり、売買推奨ではありません。全ての数値は2026年5月14日のデータに基づきます。