マクロダッシュボード
| 指標 | 現値 | 5日変化 | 状態 |
|---|---|---|---|
| KOSPI | 7,493.2 | −4.2% | 弱気 |
| KOSDAQ | 1,129.8 | −6.4% | 弱気 |
| VIX | 18.6 | +1.0% | 安定 |
| US 10Y | 4.46% | +0.10pp | 中立 |
| DXY | 99.1 | +1.2% | ドル高 |
| USD/KRW | 1,497 | +2.5% | ウォン安 |
| Brent | $108.0 | +3.6% | 上昇 |
韓国レジーム:Bear / 米国レジーム:Bull
KOSPIは5日で−4.2%、KOSDAQは−6.4%と急落。ウォン安(USD/KRW 1,497)とブレント原油高($108)が重なり、韓国市場への逆風は二重構造だ。一方、VIXは18.6と落ち着いており、米国側のリスクセンチメントは崩れていない。韓国ブレッドス(50MA超:36.7%)は米国(52.5%)を大きく下回り、KR Bear・US Bullの二極分化が鮮明になっている。
マーケットラップ
本日の韓国市場の性格は「選別的リスクオフ」だった。KR発掘スクリーナーはNEUTRAL 65/100を維持しFTD Day 20が継続しており、市場全体が崩れたわけではない。銘柄間の明暗が拡大した一日だ。
強かった軸: 短期出来高を伴うAI・半導体の一部、ロボット関連、K消費(インターネット・ヘルスケア)。循環物色の流れが続いており、スクリーナー上では거래량 상위 종목(出来高上位銘柄)にLG電子、두산로보틱스、SK네트웍스などが並んだ。
弱かった軸: 大型半導体、ゲーム、バイオ個別株、証券。サムスン電子(005930.KS)は1日−8.61%と急落し、外国人が−2.5兆ウォン、機関が−4,210億ウォンを売り越した。5日リターン+0.74%と中長期の質論拠は維持されているが、本日の需給は「質は強い、タイミングは冷却中」と判断される。
外国人の資金動向は二極化している。大型主力株を手じまいする一方、サムスン電機(009150.KS、RS 98.5)では機関が217億ウォンを純買い。大徳電子(대덕전자、RS 98.2)でも外国人が38億ウォンを買い越しており、中堅テック中心に選別的な資金流入が続いた。
グローバル材料面では、シスコシステムズがAIインフラ受注目標を50億ドルから90億ドルへ引き上げ、ネットワーク売上が前年比+24.7%と発表した。コミュニティではDRAM +53% QoQ、NAND +75% QoQ期待も繰り返し確認されており、AI・メモリの業績論拠は補強方向だ。ただし、韓国の大型半導体株は本日の価格・需給面でタイミングの警告を発した。外国人売りの減速を確認するまで、規模拡大の判断は先送りが適切だ。
本日のクオリティ再評価候補
KRメタスクリーナー(121銘柄ユニバース)の上位を整理する。スクリーナー重複数が多いほど「良い企業に資金が入り、市場が再評価を始めた」という3層論拠がそろっている。重複4件以上の銘柄が本日のメイン候補だ。
候補テーブル(上位8銘柄)
| 順位 | ティッカー | 銘柄名 | スコア | 重複数 | 該当スクリーナー | ROE | 営業利益YoY | Δマージン | 注意点 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 187870.KQ | デバイス | 102.0 | 5 | QC・SM・CR・SME・PEAD | 11.1% | +311.9% | +11.7pp | — |
| 2 | 420770.KQ | ギガビス | 87.0 | 4 | QC・SM・CR・SME | 7.3% | +777.2% | +29.9pp | コンセンサス下方修正あり |
| 3 | 080220.KQ | チェジュ半導体 | 78.5 | 4 | QC・SM・CR・SME | 17.4% | +274.4% | +6.0pp | DARTリスク開示4件 |
| 4 | 082920.KQ | ビッツロセル | 74.9 | 4 | QC・SM・CR・SME | 17.2% | +33.4% | +3.9pp | DARTリスク1件 |
| 5 | 356860.KQ | ティエルビ | 70.5 | 4 | SM・CR・SME・PEAD | 16.0% | +664.7% | +8.2pp | — |
| 6 | 092460.KQ | ハンラIMS | 65.0 | 3 | QC・CR・PEAD | 13.8% | +39.4% | +1.4pp | — |
| 7 | 089970.KQ | ブイエム | 64.3 | 3 | QC・CR・PEAD | 14.8% | +386.9% | +29.3pp | コンセンサス上方修正 |
| 8 | 095610.KQ | テス | 62.9 | 3 | QC・SM・SME | 14.5% | +50.3% | +0.4pp | 空売り比率6.7% |
QC=クオリティコンパウンダー、SM=スマートマネー品質、CR=サイクル再評価、SME=スマートマネー実績改善、PEAD=実績ドリフト
上位3銘柄の詳細分析
① デバイス(187870.KQ)— 全5スクリーナー通過、メタスコア102.0
特殊目的機械メーカー。全5スクリーナーに重複する本日の最上位候補だ。
- クオリティ層: ROE 11.1%、営業利益率20.6%、売上高+78.2% YoY。クオリティコンパウンダー通過。
- 資金層: 直近5日間、外国人+機関の合計+87.7億ウォンを純買い。スマートマネー品質スクリーナーで全体1位。
- 再評価層: 営業利益+311.9% YoY、マージン拡大+11.7pp。サイクル再評価でも上位に位置し、PEADシグナルも点灯(スコア+1.31)。
- 公式触媒: 4月27日に無償増資の権利落ちをDARTで確認。5月15日付で四半期報告書を提出済み。
- 次のチェックポイント: 直近5日間の上昇率が+30.4%と高水準。MA50プレミアムは+17.3%で短期過熱感がある。追いかけより、現水準での出来高を伴う維持が次のエントリー基準となる。
② ギガビス(420770.KQ)— 4スクリーナー重複、メタスコア87.0
基板検査装置などを手がける特殊目的機械メーカー。クオリティ・資金・サイクル・実績改善の4軸がそろうが、コンセンサス下方修正のシグナルが同時に出ており慎重な見方が必要だ。
- クオリティ層: ROE 7.3%(やや低め)、売上高+100.6% YoY、営業利益+777.2% YoYと爆発的な実績改善。クオリティコンパウンダー通過。
- 資金層: 直近5日間F+機関+187.0億ウォン。重複4候補の中で資金シグナルの力は最も際立つ。
- 再評価層: マージン拡大+29.9ppはリスト内トップクラス。PER 98.3倍の高バリュエーションは実績加速での正当化が求められる局面。
- 注意点: コンセンサス下方修正スクリーナーにも同時捕捉されている。実績の勢いは強いが、アナリスト予想の方向と乖離しており、次の四半期実績での確認が不可欠。
- 次のチェックポイント: 52週高値まで8.4%の余地。アナリスト修正動向と次期実績発表のタイミングを追う。
③ チェジュ半導体(080220.KQ)— 4スクリーナー重複、メタスコア78.5
ニッチ向けDRAM・NANDを扱う半導体メーカー。AIインフラ需要とメモリサイクル回復の文脈で注目されるが、本日DARTにリスク開示が4件出ており詳細確認が必要だ。
- クオリティ層: ROE 17.4%、売上高+86.2% YoY、営業利益+274.4% YoY。クオリティコンパウンダー通過。
- 資金層: 直近5日間F+機関+645.8億ウォンの純買い。4候補の中で絶対額は最大であり、資金の流入は際立つ。
- 再評価層: メモリサイクル回復・AI需要拡大の追い風でサイクル再評価に捕捉。マージン変化+6.0pp。
- リスク: 本日DARTに「第三者転換社債買取選択権行使」「転換社債買取選択権行使者指定」など希薄化関連の開示が複数出ている。転換社債の行使は既存株主の持ち分希薄化につながるため、規模・行使価格・時期の確認が必須。
- 次のチェックポイント: DART開示の内容を精査し、希薄化インパクトを数値で確認する。資金の力強さは本物だが、リスク開示4件は看過できない。
本ポストはスクリーナーに基づく研究候補リストであり、売買の推奨ではありません。すべての数値は2026年5月15日時点のデータに基づきます。