マクロダッシュボード
レジーム: 韓国 Bull / 米国 Neutral → KR 選別拡大
| 指標 | 現値 | 5日変化 | シグナル |
|---|---|---|---|
| KOSPI | 7,847.7 | +4.4% | 強気 |
| KOSDAQ | 1,161.1 | +4.5% | 強気 |
| VIX | 16.6 | -7.9% | 安定 |
| 米10年債 | 4.56% | -0.07pt | 横ばい |
| USD/KRW | 1,514 | +1.4% | ウォン安 |
| Brent原油 | $100.2 | -9.9% | 下落 |
KOSPIは5日で+4.4%、KOSDAQも+4.5%と強い。VIXは16.6まで低下し、リスク環境は落ち着いている。米10年債は4.56%で横ばい、ドル安も進まず、ウォンは対ドルで1,514ウォンとやや軟調。原油は5日-10%近い下落で、エネルギーコスト面ではプラスに働く。韓国がBull、米国がNeutralという乖離から、韓国株の「選別的な拡大」が現在の市場スタンスとなっている。
マーケットラップ
注: 市場クローズ詳細は直近利用可能な2026年5月22日付データを使用。マクロ・スクリーナーは2026年5月25日付。
5月22日の韓国市場は「選別的リスクオン」の一日だった。KOSPIは+0.5%前後の小幅高にとどまった一方、KOSDAQは+4%超の上昇を記録。指数よりも個別銘柄への資金集中が際立ち、スクリーナーの通過銘柄数は99まで拡張した。
強かったテーマは製薬・バイオ、電力・エネルギー、半導体素材・部品。弱かったのは大型半導体の一角と通信株で、前日の急騰銘柄には利益確定売りも出た。
ABF基板テーマが市場を引っ張った。Morgan Stanleyが2030年の高性能ABF基板の供給不足率見通しを15%から22%へ引き上げたとの観測が市場に広がり、基板・パッケージ関連株の需要再評価につながった。三星電機(009150.KS)は1日+11.3%・5日+32.7%と群を抜く強さを示し、外国人が+174億ウォンの純買越し。機関は利益確定で-884億ウォンと売り越したが、価格モメンタムは維持された。
半導体大型株では三星電子(005930.KS)が外国人に-1.01兆ウォンの大規模売越しを受け、プログラム売買も-9,982億ウォンと重かった。ミレアセット証券が下半期トップピック候補として三星電子とSKハイニックス(000660.KS)を挙げたが、当日の需給は上値を抑えた。
新規注目銘柄としては、半導体製造装置の주성엔지니어링が+20.9%急騰し、外国人・機関の同時買越しが確認された。ABF/PCB軸では심텍も+5.0%と出来高を伴った上昇を見せ、三星電機・大徳電子(008060.KS)との比較軸として浮上している。いずれも急騰直後のため、翌営業日以降の支持水準確認が入場の前提条件となる。
ブレッドスは依然としてselective(50日移動平均超が36%)。全面的なリスクオンではなく、強い銘柄を継続保有しつつ、新規は押し目確認型のアプローチが適切な局面だ。
本日の再評価候補
2026年5月25日付KRメタスクリーナー(137銘柄ユニバース)を基に編集。3スクリーナー以上に重複する銘柄を優先して取り上げる。
上位候補一覧
| ランク | ティッカー | 銘柄名 | スコア | 重複数 | ヒットスクリーナー | 主要指標 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 089970.KQ | ブイエム | 94.7 | 5 | QC・SMQ・CR・SME・PEAD | ROE 14.7%、営業利益YoY +387%、Δmarg +29.3pp |
| 2 | 098120.KQ | マイクロコンタクトソル | 77.2 | 4 | QC・SMQ・SME・PEAD | ROE 23.1%、営業利益YoY +74%、F+QI 5日+75億W |
| 3 | 218410.KQ | RFHIC | 73.9 | 4 | QC・SMQ・SME・PEAD | ROE 8.5%、営業利益YoY +1,919%、RS 98 |
| 4 | 039030.KQ | イオテクニクス | 64.2 | 4 | QC・SMQ・SME・PEAD | ROE 8.3%、営業利益YoY +159%、F+QI 5日+667億W |
| 5 | 095610.KQ | テス | 73.3 | 3 | QC・SMQ・SME | ROE 14.5%、営業利益YoY +50%、DART触媒2件 |
| 6 | 356860.KQ | ティエルビー | 60.7 | 3 | SMQ・CR・SME | 営業利益YoY +665%、Δmarg +8.2pp |
| 7 | 147830.KQ | ジェリョン産業 | 56.5 | 3 | QC・CR・PEAD | ROE 13.9%、営業利益YoY +159%、Δmarg +13.9pp |
| 8 | 322000.KS | HD現代エナジーソリューション | 56.2 | 3 | QC・CR・PEAD | 営業利益YoY +1,077%、Δmarg +7.5pp、RS 98 |
| 9 | 000660.KS | SKハイニックス | 64.6 | 2 | QC・CR | ROE 35.6%、コンセンサス上方修正 z+1.11 |
| 10 | 053610.KQ | プロテック | 57.3 | 2 | QC・PEAD | 営業利益YoY +244%、コンセンサス上方修正 z+1.10 |
QC=クオリティ・コンパウンダー、SMQ=スマートマネー・クオリティ、CR=サイクル再評価、SME=スマートマネー実績改善、PEAD=実績ドリフト
トップ3 詳細
1. ブイエム(089970.KQ) — 5スクリーナー全重複、スコア94.7
特殊目的機械(半導体製造装置関連)メーカー。全5スクリーナーに唯一重複し、メタランキング首位。ROE 14.7%に加え、営業利益YoY +387%・営業利益率変化+29.3ppというサイクル転換シグナルが明確だ。外国人+機関(F+QI)が5日間で+330億ウォンを純買越し、個人の-214億ウォンの逆張り売りを吸収している構図。PEADスコア+2.30は今回のユニバースで最高値。RS percentileは97と高位を維持。直近公示は四半期報告書(中立)のみで、触媒性公示は未確認。次のチェックポイントは外国人・機関の買越し継続と、直近高値圏での出来高の質。
2. RFHIC(218410.KQ) — 4スクリーナー重複、スコア73.9
GaN半導体ベースの高周波デバイスメーカーで、5Gインフラや防衛向け製品を手掛ける。営業利益YoY +1,919%という極端な実績改善が特徴。スマートマネー実績改善スクリーナーで第2位、PEADスコア+1.72も高い。外国人持株比率23.1%、直近5日のF+QI純買越しは+139億ウォン。一方、空売り残高7.2%・貸株残高増という注意点がある。外国人・機関が同時買越しの一方、金融投資(証券会社)系は売り越し傾向にあり、需給構造の分散リスクは監視が必要。
3. テス(095610.KQ) — 3スクリーナー重複、スコア73.3
半導体製造装置メーカー。ROE 14.5%、営業利益YoY +50%と堅実な実績改善に加え、5日間のF+QI純買越しが+261億ウォンと力強い。直近DARTでは「単一販売・供給契約締結(自律公示)」と「IR開催」の2件の公式触媒が確認されており、スクリーナーシグナルと実際のビジネスイベントが重なっている点が評価できる。RS percentile 94.7で相対強度も高位。確認すべき次の点は、IR後の機関フォローアップ買越しと高値水準の維持。
本記事はスクリーナーデータに基づく情報提供目的の市場分析であり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。「候補」「フラグ」「モニタリング対象」はスクリーニング結果の記述であり、売買指示ではありません。