韓国クオリティ・リレーティングWatch 2026-05-29: ブイエム・ギガビス・DBハイテク — 優良株に資金が集まる

KOSPI週間+8%に対しKOSDAQは−7.4%と二極化が鮮明。ブレッドスは崩壊する中、ブイエム・ギガビス・DBハイテクが5スクリーナー重複で再評価候補トップに浮上。韓国株の資金動向を解説。

マクロ・ダッシュボード

指標現在値5日変化シグナル
KOSPI8,476.1+8.0%強気
KOSDAQ1,074.8−7.4%弱気
USD/KRW1,506−0.5%横ばい
VIX15.8−4.8%安定
Brent$91.0−8.6%下落
米10年債4.46%−0.10pp横ばい

レジーム判定:韓国=ベア、米国=ブル。KOSPIは5日で+8%だがKOSDAQは−7.4%と、大型株と中小型株の乖離が15pp超に拡大している。米国との方向性のズレが際立つ局面だ。


本日の市場ラップ

ソース:同日DBスナップショット(2026-05-29)

本日のKOSPI市場は一部大型株が急騰する一方、市場全体のブレッドスは崩壊した"二極集中"セッションとなった。

全上場2,487銘柄のうち上昇はわずか439、下落1,846、横ばい202。ADRプロキシ23.8、平均騰落率−1.22%と市場の大半が売られた。だが売買代金ランキング上位にはLG電子(066570.KS、+29.93%、2.55兆ウォン)、LGイノテック(011070.KS、+28.57%、1.88兆ウォン)、三星エスディエス(018260.KS、+20.32%、1.16兆ウォン)と、特定の企業材料を背景にした大型株の急騰が並んだ。指数の顔は上昇でも、実体は売り優勢だった。

セクター・テーマ動向:自動車は現代車(005380.KS、+6.79%)が2.23兆ウォンの大商いで外国人・機関双方に買われ底堅さを示した。NAVERも(035420.KS、+14.15%、1.77兆ウォン)と急伸。一方、半導体セクターはSKハイニックス(000660.KS、+1.92%)が株価はわずかにプラスだったものの外国人が1.03兆ウォン超を売り越し、機関も同調した。個人がその売りを吸収する形で、需給の質には疑問符がつく。下落側ではラオンテック(418420.KQ、−20.59%)、徳山ハイメタル(077360.KQ、−15.70%)など小型・テーマ株が軒並み売られた。

資金動向まとめ:機関の最大純買いは三星電子(005930.KS、+1.67兆ウォン)。外国人純買い上位には두산(000150.KS、+18.80%)・三星電機(009150.KS、+15.04%)・現代車が並ぶ。外国人の筆頭売りはSKハイニックス、以下現代モービス(012330.KS)・LGイノテック・三星エスディエスと続く。売買代金が膨らんだ銘柄の多くで外国人売り・機関買いが交錯しており、今日の需給方向は一様ではない。


本日のクオリティ再評価候補

ソース:KRメタスクリーナー 2026-05-29

本日のスクリーナー分析では、5つのフィルター(クオリティコンパウンダー・スマートマネー수급・サイクル再評価・スマートマネー実績改善・PEAD)すべてに重複した銘柄が2銘柄登場した。これらが今日の最上位候補だ。

候補一覧(上位10銘柄)

ランクティッカー銘柄名スコア重複数ヒットスクリーナーROEOP YoY注意点
1089970.KQブイエム106.05QC・SM-Q・CR・SM-E・PEAD14.8%+387%
2420770.KQギガビス97.94QC・SM-Q・CR・SM-E7.3%+777%
3000990.KSDBハイテク88.15QC・SM-Q・CR・SM-E・PEAD11.8%+45%DART リスク公示1件
4356860.KQティエルビ77.24QC・SM-Q・CR・SM-E16.0%+665%DART リスク公示2件(유상증자)
5009540.KSHDコリア造船海洋64.14SM-Q・CR・SM-E・PEAD16.3%+172%空売り11.8%
6007810.KSコリアサーキット60.93SM-Q・CR・SM-E10.7%+262%
7082920.KQビッツロセル56.52QC・CR17.2%+33%DART リスク公示1件
8092460.KQハンラIMS55.12QC・CR13.8%+39%空売り5.5%
9000660.KSSKハイニックス53.82QC・CR35.6%+101%外国人5日−2.86兆ウォン売り越し
10082740.KSハンファエンジン47.63SM-Q・CR・SM-E31.2%+82%外国人・機関売り継続

QC=クオリティコンパウンダー、SM-Q=スマートマネー수급、CR=サイクル再評価、SM-E=スマートマネー実績改善


上位3銘柄の詳細

1. ブイエム(089970.KQ) — スコア106.0、5スクリーナー制覇

半導体製造装置メーカー。全5スクリーナーに重複した今日の最高スコア銘柄だ。直近四半期の営業利益は前年同期比+387%、売上+105%と急拡大し、営業利益率が29pp超改善している。コスト増を大きく上回る収益化が進んでいる証拠だ。需給面では外国人+機関が過去5日で+300億ウォン近くを純買い、個人が−241億ウォンを供給した構図。「賢い資金が個人から吸収している」クラシックなパターンが成立している。DART公示は中立のみ、リスク公示なし。次に確認すべき点:受注残の規模と次四半期ガイダンスの有無。

2. ギガビス(420770.KQ) — スコア97.9、4スクリーナー

半導体基板向け外観検査装置(AOI)を主力とする精密機器メーカー。営業利益YoY+777%と数字のインパクトが大きい。ベース効果を差し引いても、利益率変化+30ppは実力の改善だ。スマートマネー수급スクリーナーで1位、実績改善スクリーナーで2位と資金流入の質が高い。ただしPER 116倍は高い。過去5日の外国人+機関純買い+146億ウォンは方向性として明確だが規模は限定的。次に確認すべき点:AOI需要の川下先(半導体パッケージ基板向けの割合)とコンセンサス上方修正の持続性。

3. DBハイテク(000990.KS) — スコア88.1、5スクリーナー

成熟プロセスノード(パワー・ディスプレイ・センサー向け)専門ファブ。ROE 11.8%、営業利益YoY+45%で5スクリーナー通過。外国人+機関が過去5日で+1,460億ウォンと今日のリスト中で最大の純買い金額を記録している。ただし本日の市場では外国人が売り越し上位に入っており、短期需給の方向が逆転している。加えてDART上に子会社の営業停止公示(20260529付)が1件ある点は要注意だ。優先確認事項:営業停止の対象子会社の規模と、本体の業績・受注への影響範囲。


本稿はスクリーナーシグナルに基づくリサーチ候補の提示であり、個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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