マクロダッシュボード
| 指標 | 現在値 | 5日変化 | シグナル |
|---|---|---|---|
| KOSPI | 7,730.8 | −10.5% | ベア |
| KOSDAQ | 951.6 | −9.3% | ベア |
| VIX | 21.6 | +40.1% | ⚠️ 警戒 |
| 米国10年債利回り | 4.53% | +0.04 | 横ばい |
| USD/KRW | 1,523 | −0.5% | 横ばい |
| ブレント原油 | $92.7 | −0.4% | 安定 |
レジーム判定: 韓国 = ベア / 米国 = ニュートラル。 KOSPIは直近5日で10.5%下落し、VIXは同期間に4割超上昇した。市場ブレッドスは50日移動平均線超えが1.6%にとどまり、銘柄選別環境は極めて悪い。韓国と米国のレジームに乖離がある局面では、韓国エクスポージャーの圧縮とキャッシュ比率の引き上げが基本スタンスとなる。
マーケットラップ(2026年6月10日)
ソース: KRマーケットスナップショット(同日DB)
本日のKOSPI市場は幅広い売り圧力が続いた。上昇686銘柄に対し下落1,253銘柄。市場全体の平均騰落率は−0.33%、総売買代金は2.63兆ウォンと低調で、投資家の参加意欲が薄い一日だった。
最大の売り圧力は半導体大型株に集中した。 サムスン電子(005930.KS)は−6.06%で外国人売り越し約1.18兆ウォン。SKハイニックス(000660.KS)は−7.54%で機関売り越し約1.43兆ウォンと、双方の売り主体が揃って手を引いた。サムスン電機(009150.KS)も−8.38%と連れ安。これらの売りを個人が買い向かいで吸収する構図になっており、需給面での底値感はまだ乏しい。
一方、防衛・重工業・電力インフラセクターは相対的に底堅く、機関と外国人の選別買いが入った。 LIGディフェンス&エアロスペース(079550.KS)が+8.97%、韓国航空宇宙(047810.KS)が+7.75%、LS ELECTRIC(010120.KS)が+7.52%と、機関買い越し上位に並んだ。造船ではHD現代重工業(329180.KS)が+4.74%を記録し、外国人・機関・金融投資の三者から買いが入った。
ディフェンシブ性が評価されたKT&G(033780.KS)は+0.43%と小幅高。SKテレコム(017670.KS)は−2.22%ながら外国人の小幅買い越しが確認された。
本日の市場性格は**「半導体大型株売り/防衛・インフラ・造船への選別ローテーション」**。ベア局面に典型的な需給分解が進んでいる。
本日のクオリティ再評価候補
メタスクリーナー(ユニバース93銘柄、2026年6月10日)とスクリーナー重複テーブルを照合した結果を示す。複数スクリーナー通過が候補選定の基本軸であり、3スクリーナー以上の重複は通常リードとなる。
上位候補一覧
| Meta順位 | ティッカー | 銘柄名 | メタスコア | 重複数 | 通過スクリーナー | ROE | OP YoY | 主な注意点 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 420770.KQ | ギガビス | 82.6 | 3 | QC・CR・PEAD | 7.3% | +777% | 個人売りを外国人+機関が吸収 |
| 2 | 329180.KS | HD現代重工業 | 73.9 | 4 | QC・SMQ・CR・SME | 15.2% | +189% | 直近5日F+QI売り越し−163.5億ウォン |
| 3 | 089970.KQ | VM(ブイエム) | 63.6 | 2 | QC・CR | 14.7% | +387% | コンセンサス上方修正中 |
| 4 | 252990.KQ | サムCNS | 54.7 | 3 | QC・CR・PEAD | 9.7% | +183% | 機関買い越し確認 |
| 5 | 000660.KS | SKハイニックス | 53.1 | 2 | QC・CR | 35.6% | +101% | 外国人+機関の大量売り越し進行中 |
| 6 | 000990.KS | DBハイテク | 53.0 | 2 | QC・CR | 11.8% | +45% | DART触媒1件・外国人買い越し |
| 7 | 089890.KQ | コセス | 50.2 | 3 | QC・CR・PEAD | 17.8% | +410% | 外国人+機関の売り越し継続 |
QC=クオリティコンパウンダー / SMQ=スマートマネークオリティ / CR=サイクルリレーティング / SME=スマートマネー実績改善 / PEAD=実績ドリフト
トップ3 詳細
1. HD現代重工業(329180.KS) — 本日唯一の4スクリーナー重複
韓国最大手の造船メーカー。クオリティ・スマートマネー・サイクル・実績改善の4軸が揃う本日唯一の銘柄。ROE 15.2%、営業利益YoY +188.9%、マージン改善+6.7pp。6月8日付でDARTに単独販売・供給契約が2件公示されており、受注環境の好調が裏付けられている。本日+4.74%で外国人・機関・金融投資の三者買い越しと市場をアウトパフォーム。ただし直近5日での外国人+質的機関の累積売り越しは−163.5億ウォンと注意が必要。次の確認点は受注残高の積み上がり速度と2Q営業利益率の方向性。
2. ギガビス(420770.KQ) — メタスコア82.6でユニバース首位
半導体・FPD向け検査装置メーカー。RS percentile 95.6と相対強度が高く、PEADスコアはTier A首位(+2.30)。営業利益YoY +777%、マージン変化+29.9ppと今期の利益転換規模が際立つ。本日は個人が−128.7億ウォン売り越した分を外国人と質的機関が吸収し、需給の方向性は強い。6月5日の大量保有報告書も株主構成の変化を示唆する。次に見るべきは顧客別受注内訳と来期のOP成長持続性。
3. VM・ブイエム(089970.KQ) — 機関買い越し確認、コンセンサス上昇局面
半導体向け真空装置メーカー。ROE 14.7%、OP YoY +386.9%、マージン変化+29.3ppと実績の質は高い。本日+5.48%で機関買い越しを確認。アナリストのコンセンサス上方修正z値は+0.78と、市場の数字が上がり始めている段階であることを示す。クオリティコンパウンダー#3・サイクルリレーティング#8と両スクリーナーで上位。個人の−461.4億ウォン売りを外国人+質的機関が吸収している点はポジティブ。
本稿は市場分析・スクリーナー紹介を目的としており、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。ベア局面における個別銘柄の再評価候補として記録するものです。