マクロ・ダッシュボード
| 指標 | 現在値 | 5日変化 | シグナル |
|---|---|---|---|
| KOSPI | 7,656.3 | −7.8% | 弱気 |
| KOSDAQ | 831.2 | −10.6% | 弱気 |
| VIX | 16.0 | −3.5% | 安定 |
| 米10年債 | 4.48% | +0.10pp | 横ばい |
| USD/KRW | 1,513 | −2.3% | ウォン強含み |
| Brent原油 | $72.9 | +1.9% | 安定 |
レジーム判定: 韓国 Bear / 米国 Bull。スタンス: KR削減・US維持。
KRデリバティブ/パッシブフロー: 先物ベーシス +21.93、プログラム売越 −2,229億ウォン、ETF純設定 +1,704億ウォン。
市場概況(2026年7月7日終値)
KOSPI株式市場は7,656.31(−4.91%)、KOSDAQは831.23(−1.87%)で引けた。序盤から半導体・造船・防衛・電力インフラという主導セクターが横並びで売られ、典型的なリスクオフ相場となった。
セクター動向: ETFバスケット別では半導体/素材・部品・装置が−9.5%、造船−11.6%、防衛−9.5%、AI電力インフラ−7.5%と、昨年来の主導テーマが軒並み大幅下落。個別テーマの調整ではなく、レバレッジとパッシブ需給が同時解放された構造的な全面安だった。
相対強度の例外: 逆に強かったのはK-カルチャー/消費財(ETFバスケット+2.2%)、化粧品、バイオ(+0.7%)の3セクター。グローバル・テクノロジー投資の重心がAIインフラ・フェーズ1からアプリケーション/フィジカルAI/バイオへ移行しつつあるとの観測と整合する動きだ。
需給フロー: サムスン電子(005930.KS)は2Q26業績サプライズ観測(市場推計で営業利益89兆ウォン超)という好材料が重なった日にもかかわらず、外国人−1.82兆ウォン・プログラム−1.66兆ウォンの大幅売り越しで−6.9%。SKハイニックス(000660.KS)はADR−本株間の裁定売り論理が市場で再流通し、外国人−1.17兆ウォンで5日間累計−16.9%を記録した。
全体として今日の市場は「好決算でも売られる」局面であり、ブレッドス(50MA超比率1.5%、200MA超比率2.4%)は極端に薄い。次の焦点は米国半導体(SOX・MU・MRVL)が韓国市場の急落を夜間にどの程度織り込むかだ。
本日のクオリティ再評価候補
レジームBearでも、複数スクリーナーを通過し機関・外国人の買いが確認された銘柄が本日の研究対象となる。今日のユニバース(Quality Compounder通過13銘柄、Smart Money Quality通過3銘柄、Cycle Rerating通過10銘柄)の中から、4スクリーナー同時通過の3銘柄がメタスクリーナー上位を独占した。
上位候補テーブル(2026-07-07)
| Meta順位 | ティッカー | 銘柄名 | Metaスコア | 通過スクリーナー | RS% | ROE | 営業利益YoY |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 161890.KS | 韓国コルマ | 84.9 | QC・SMQ・CR・SME(4重複) | 89.2 | 14.7% | +23.6% |
| 2 | 278470.KQ | エイピーアール | 83.9 | QC・SMQ・SME・PEAD(4重複) | 91.5 | 65.0% | +197.9% |
| 3 | 096530.KQ | シージェン | 81.1 | QC・SMQ・CR・SME(4重複) | 80.1 | 4.8% | +309.7% |
| 4 | 420770.KQ | ギガビス | 54.4 | QC・CR(2重複) | 96.9 | 7.3% | +777.2% |
| 5 | 089970.KQ | ブイエム | 52.5 | QC・CR(2重複) | 97.6 | 14.7% | +386.9% |
| 6 | 271560.KS | オリオン | 50.6 | QC・RS80(2重複) | 83.2 | 10.5% | +2.7% |
| 7 | 009150.KS | サムスン電機 | 45.5 | QC・CR(2重複) | 99.3 | 7.4% | +24.3% |
QC=Quality Compounder / SMQ=Smart Money Quality / CR=Cycle Rerating / SME=Smart Money Earnings
上位3銘柄の3層分析
1. 韓国コルマ(161890.KS)— 今日のメタ首位、スコア84.9
韓国最大手のOEM/ODMコスメ製造企業。国内外ブランド向けにスキンケア・カラーメイク製品を供給する。①品質: ROE 14.7%・低負債・営業利益率改善(+0.9pp)でQuality Compounderを通過。②資金フロー: 5日間で外国人+機関の合計+489億ウォン買い越し、個人−547億ウォンを逆方向に吸収。今日の化粧品セクター相対強度とも方向性が一致する。③触媒: DARTでIR開催公示(7月6日)が確認済みであり、機関向けアップデートが今後の再評価ドライバーとなりうる。今日の急落相場での押し目を確認してからが本命チェックポイント。
2. エイピーアール(278470.KQ)— 実績改善×PEAD×スマートマネー3軸通過
K-ビューティブランドの開発・製造・販売を手がける企業。ROE 65%・営業利益YoY+197.9%という突出した実績が4スクリーナー通過の基盤となった。①品質: 営業利益率23.9%、PEADスコア+1.99(Tier A首位)で強いサプライズを確認。②資金フロー: 5日間で外国人+機関+145億ウォン買い越し、PEAD候補としてのスマートマネー受け皿機能が稼働中。③タイミング: 本日+8.3%の急騰で短期過熱感があり、追いかけよりVWAP/終値回復ラインへの押し目待ちが適切だ。
3. シージェン(096530.KQ)— 分子診断薬、マージン改善+11.3ppが全候補中最大
多重PCR分子診断試薬メーカー。コロナ後の需要ピークアウトから実力ベースの業績回復フェーズに入り、営業利益YoY+309.7%・マージン改善+11.3ppを計上。①品質: 4スクリーナー通過、RS 80.1%で今日の急落相場でも相対強度を維持。②資金フロー: 外国人+機関の5日累計+23億ウォン(小幅だが継続的な買い越し)、個人−26億ウォンの逆張り売りを吸収。③注意点: 空売り比率11.5%・機関ランク#309というキウム過集中リスクフラグが点灯している。実際の機関需給の厚みを追加確認してから評価シナリオを構築すべき候補だ。
追加モニタリング
ギガビス(420770.KQ)はQuality Compounders首位スコア(0.917)かつ営業利益+777%・マージン+29.9ppという数字を持つが、コンセンサス下方修正フラグと高PER(108倍)が同時に点灯。7月6〜7日のDART供給契約公示2件がポジティブ触媒になるか注視。ブイエム(089970.KQ)も実績インフレクションは強いが、5日間の外国人+機関累計−229億ウォンというフロー面の逆風が解消されるかが先決事項だ。
本稿は5スクリーナー(Quality Compounder, Smart Money Quality, Cycle Rerating, Smart Money Earnings, PEAD)に基づく市場分析であり、特定銘柄の売買推奨ではありません。データは2026-07-07取引終了時点。