1. マクロ・ダッシュボード
| 指標 | 現在値 | 5日変化 | シグナル |
|---|---|---|---|
| KOSPI | 7,291.9 | −9.8% | 弱気 |
| KOSDAQ | 794.0 | −8.6% | 弱気 |
| VIX | 17.1 | +9.6% | 安定圏 |
| 米10年債 | 4.57% | +0.09pp | 横ばい |
| USD/KRW | 1,512.88 | −1.9% | ウォン高 |
| ブレント原油 | $78.7 | +9.3% | 上昇 |
レジーム判定:韓国 Bear / 米国 Bull
日中ベースではKOSPI+0.52%・KOSDAQ+1.15%と技術的な反発を見せたが、5日ベースではそれぞれ−9.8%・−8.6%と大幅安が続いている。銘柄内部では50日線上昇比率13.5%・200日線上昇比率19.9%と、指数反発に対してブレッドスは依然として薄い。米国市場はBull継続でKR/USの乖離は拡大している。
2. 本日の韓国市場ラップ
前日の急落を受け、本日の韓国市場は選別的な買い戻しにとどまった。市場全体がリスクオンに転じたわけではなく、半導体・電気電子と電力機器の一部に資金が限定的に戻った形だ。
強かったセクター: 半導体・電気電子、電力機器、一部金融
弱かったセクター: 保険、自動車、防衛、化粧品、エンタメ
本日の焦点はSKハイニックス(000660.KS)だった。株価+5.3%に加えて機関投資家が8,951億ウォン超を買い越した。TrendForceによる3Q26サーバーDRAM固定取引価格+13〜18%予測とADR発行関連の進展が追い風になったが、外国人は4,426億ウォンの売り越しで需給の方向性は割れている。関連銘柄のSKスクエア(402340.KS)も+4.5%を記録した。
サムスン電子(005930.KS)は+0.2%と小幅ながら、外国人・機関双方から買い越しが入った点は注目に値する。HBMにとどまらない汎用サーバーDRAMの価格改善ストーリーが、メモリーセクター全体に対する見直しのきっかけになるか引き続き注視が必要だ。
パッシブ需給では、市場プログラム買いが1兆2,060億ウォン流入した一方でETF純設定が−2兆7,483億ウォンと大幅流出しており、パッシブの逆風は続く。本日の反発はKRレジームのBear判定を変える材料にはなっていない。
3. 本日のクオリティ再評価候補
スクリーナーデータは2026-07-07付、メタスクリーナーは2026-07-09付を使用。
94銘柄ユニバースを対象とした本日のメタスクリーナーと5スクリーナーの交差分析から、4スクリーナー重複の3銘柄が最有力候補として浮上した。評価の軸は一貫して「良いビジネスに資金が入り、市場が再評価し始めているか」だ。
トップ候補一覧
| メタRank | ティッカー | 銘柄名 | メタスコア | 重複数 | ヒットスクリーナー | ROE | 営業利益YoY |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 161890.KS | 韓国コルマ | 83.2 | 4 | QC・SMQ・CR・SME | 14.7% | +23.6% |
| 2 | 096530.KQ | シーゲン | 66.1 | 4 | QC・SMQ・CR・SME | 4.8% | +309.7% |
| 3 | 278470.KQ | エイピアール | 64.6 | 4 | QC・SMQ・SME・PEAD | 65.0% | +197.9% |
| 4 | 089970.KQ | ブイエム | 56.0 | 2 | QC・CR | 14.7% | +386.9% |
| 5 | 420770.KQ | ギガビス | 55.2 | 2 | QC・CR | 7.3% | +777.2% |
| 8 | 000660.KS | SKハイニックス | 44.8 | 2 | QC・CR | 35.6% | +101.2% |
QC=クオリティ・コンパウンダー、SMQ=スマートマネー・クオリティ、CR=サイクル・リレーティング、SME=スマートマネー実績改善、PEAD=実績ドリフト
上位3銘柄:詳細
#1 韓国コルマ(161890.KS) — メタスコア83.2、4スクリーナー重複
国内最大級のOEM/ODM化粧品メーカー。製剤・処方開発から包装まで国内外ブランドに一括提供する。本日のメタスクリーナー1位であり、QC・SMQ・CR・SMEの4軸をすべて通過した。財務の質はROE 14.7%・営業利益YoY+23.6%・マージン+0.9ppと堅実で、直近5日の外国人+優良機関フローは+183億ウォン—個人の売り(−232億ウォン)を吸収している構図だ。DART公示でIR開催(2026-07-06)も確認済みで公式触媒もある。注意点は外国人持株比率39.4%・空売り比率6.3%の需給リスク。次に確認すべき点:マージン改善の持続性とIRで示された成長ガイダンスの内容。
#2 シーゲン(096530.KQ) — メタスコア66.1、4スクリーナー重複
分子診断試薬メーカー。コロナ需要の急縮小を経て事業が正常化し、営業利益YoY+309.7%・マージン+11.3ppという大幅な実績インフレクションが起きている。4スクリーナー重複(QC・SMQ・CR・SME)と理論上は有力候補だが、直近5日の外国人+優良機関フローは−4.8億ウォンとわずかに弱く、空売り比率14.4%・プログラム−21.0%と分散リスクも目立つ。実績の急回復ストーリーは明快でも、需給の裏付けはさらに追跡が必要な局面だ。
#3 エイピアール(278470.KQ) — メタスコア64.6、4スクリーナー重複
美容機器・化粧品のグローバル展開企業(ブランド:APR)。ROE 65.0%・営業利益YoY+197.9%と財務数字の水準は群を抜いており、スクリーナー交差ではKR Smart Money Quality・KR Smart Money Earnings・KR PEADのいずれでもRank #1を獲得している。ただし直近5日で外国人+優良機関が−624億ウォン売り越しし、個人+533億ウォンが買い向かうという逆の構図が続く。空売り比率も17.9%と高い。「実績の質は一級品だが、機関・外国人の方向がまだそろっていない」段階として監視対象として位置づける。
補足:2スクリーナー候補の注目点
ブイエム(089970.KQ)とギガビス(420770.KQ)は2スクリーナー重複にとどまるが、いずれも営業レバレッジが極端に大きい(ブイエム:マージン+29.3pp、ギガビス:マージン+29.9pp)。とりわけギガビスはDART公示で単一販売・供給契約の締結が2日連続(07-06・07-07)確認されており、スクリーナーシグナルに公式触媒が重なっている。KR Bearが続く現局面では4スクリーナー重複の3銘柄を優先リサーチ対象とし、この2銘柄は次の追跡候補として継続監視が合理的な判断だ。