韓国クオリティ・リレーティングWatch 2026-07-13: 韓国コルマ・エイピアル・シジェン — 急落局面でも資金が集まる3銘柄

KOSPI急落で外国人・機関が2.45兆ウォン超を売り越した7月13日。4スクリーナー交差の韓国コルマ・エイピアル・シジェンに機関・外国人の純買いが継続。レバレッジETF規制と米CPI前の需給ショックを整理する。

マクロダッシュボード

指標現在値5日変化シグナル
KOSPI6,806.9−11.1%弱気
KOSDAQ799.4−3.8%弱気
VIX16.2+4.4%安定圏
米10年債利回り4.57%+0.09pp横ばい
USD/KRW1,493−2.3%ウォン高
Brent原油$78.5+0.7%安定

レジーム判定:韓国=ベア、米国=ニュートラル。KOSPIは5日間で−11.1%と急落した一方、KOSDAQの下落は−3.8%に止まり、大型株と小型株の乖離が7.3%ptに拡大した。先物ベーシスは+11.22と買い優位を示すが、プログラム売りが−1.77兆ウォンを記録してそれを相殺した。ETF純設定は+961億ウォンで、一定の流入は継続している。


マーケット概況

2026年7月13日の韓国株市場はリスクオフ一色だった。KOSPIは取引時間中に6,800台を割り込み、外国人が2.45兆ウォン超、機関が6,800億ウォンを売り越した。個人投資家が大部分を吸収したが、売りの規模が桁違いで支えきれなかった。

下落の主因は半導体のファンダメンタルズ悪化ではなく、需給ショックだ。TSMCの6月売上は前年同期比+67.9%で、2Q売上はコンセンサスを0.4%上回っている。AIチップ需要が崩壊したという証拠は出ていない。

売り圧力の源泉は三つある。第一に、韓国のレバレッジETFに対する規制議論が浮上し、大量保有者のポジション解消懸念が強まった。第二に、SK Hynix(000660.KS)の長期契約ベース利益予想の引き下げがメモリセクター全体に冷水を浴びせた。第三に、翌7月14日の米CPI発表を前にしたポジション整理と、中東情勢・原油の不透明感が重なった。

セクター別では半導体・メモリが最大の打撃を受けた。サムスン電子(005930.KS)は254,500ウォンで引けたが、外国人・機関ともに大量売り越し。食品・化粧品・診断試薬といったディフェンシブ系に相対的な買いは見られたものの、市場全体の下落を相殺するには不十分だった。


本日のクオリティ再評価候補

本日のメタスクリーナー(2026年7月13日付)は93銘柄を評価し、上位20銘柄を抽出した。スクリーナーのベースデータは2026年7月7日時点。需給オーバーレイはキウム証券の最新マーケットサーフェスを反映している。

トップ5一覧

順位ティッカー銘柄名メタスコアスクリーナー数適用スクリーナーROE営業利益YoYマージン変化
1161890.KS韓国コルマ76.94QC・SM質・CR・SM実績14.7%+23.6%+0.9pp
2278470.KSエイピアル70.94QC・SM質・SM実績・PEAD65.0%+197.9%+7.0pp
3096530.KSシジェン69.44QC・SM質・CR・SM実績4.8%+309.7%+11.3pp
4420770.KSギガビス62.62QC・CR7.3%+777.2%+29.9pp
5089970.KSブイエム57.72QC・CR14.7%+386.9%+29.3pp

QC=クオリティコンパウンダー、SM質=スマートマネー品質、CR=サイクルリレーティング、SM実績=スマートマネー実績改善


上位3銘柄の詳細

① 韓国コルマ(161890.KS)— メタスコア76.9、スクリーナー交差数4

OEM/ODM化粧品製造の国内最大手。クオリティコンパウンダー、スマートマネー品質、サイクルリレーティング、スマートマネー実績改善の4スクリーナーすべてに登場した。ROE 14.7%、営業利益前年同期比+23.6%、マージン+0.9ppと、事業の質と収益性向上が同時に確認できる。直近5日で機関・外国人合計+54.2億ウォンの純買い越しが続き、個人が−128.1億ウォンを供給する逆張り構造になっている。DART公式開示でIR開催(催媒イベント)が確認済みで、メタスコアがエイピアル・シジェンを上回る主な理由だ。注意点は外国人持ち株比率40.4%、空売り残7.0%、プログラム売り−24.1%で、本日のような急落日には需給が荒れやすい。次に確認すべきはIRの内容と、外国人の純買いが継続するかどうかだ。

② エイピアル(278470.KS)— メタスコア70.9、スクリーナー交差数4

スキンケアブランド「MEDICUBE」などを展開する化粧品・美容機器メーカー。ROE 65.0%、営業利益前年同期比+197.9%は全候補の中で最も高い実績インパクトを持つ。PEADスクリーナーのTier A(強いサプライズ)で第1位(スコア+1.99)となっており、決算発表後の価格ドリフトがまだ継続中の可能性がある。直近5日の機関・外国人合計は−130.1億ウォンの売り越しだが、空売り残5.1%は低水準で、個人が+56.9億ウォンで対抗中。次に確認すべきは、決算ドリフトの窓がまだ開いているかどうか、そして外国人売りが加速するかどうかだ。

③ シジェン(096530.KS)— メタスコア69.4、スクリーナー交差数4

PCR検査キットなどを手がける分子診断専業メーカー。ROEは4.8%と低いが、営業利益前年同期比+309.7%、マージン改善+11.3ppは全候補の中で最も急角度の収益回復を示している。コロナ後に業績が落ち込んだ同社が実績インフレクションを迎え、市場が改めて評価し始めているケースだ。機関・外国人合計で直近5日+23.7億ウォンの純買い越し、個人が−52.0億ウォンを供給する構造は韓国コルマと類似している。空売り残14.2%は高く、外国系証券窓口の買いが続くかどうかが鍵になる。


スクリーナー交差の優先順位について

スクリーナー交差サマリーでは、エイピアル・シジェン・韓国コルマがいずれも4スクリーナー交差で同水準に並ぶ。しかしメタスクリーナーは韓国コルマを1位とした。理由は、韓国コルマのスマートマネー品質スコア(0.809)が全候補中最高で、DART公式IRイベントの加点が加わったためだ。本シリーズはメタランクと単純重複ランクが乖離する場合、メタランクを優先し、その根拠を明示する。


本記事はスクリーナーが検出した候補の紹介であり、特定銘柄への投資推奨ではない。

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