マクロ・ダッシュボード
| 指標 | 現在値 | 5日変化 | シグナル |
|---|---|---|---|
| KOSPI | 6,516.3 | −4.3% | 弱気 |
| KOSDAQ | 749.6 | −6.2% | 弱気 |
| VIX | 18.2 | +10.4% | 安定圏 |
| 米10年債利回り | 4.54% | −0.07pt | 横ばい |
| USD/KRW | 1,481 | −1.1% | ウォン高 |
| Brent原油 | $88.4 | +4.0% | 上昇 |
レジーム判定:韓国 Bear / 米国 Neutral。 KOSPIは5日間で4.27%下落し、成長懸念(growth_risk)が主因。米国は単一の支配的圧力が確認されず中立圏を維持。ウォン高とVIX安定の組み合わせは、韓国固有のリスクが主導していることを示唆する。
マーケット・ラップ:2026年7月20日
本日の韓国株式市場は典型的なリスクオフ相場だった。KOSPIは午後2時40分時点で6,518.79(前日比−4.42%)と大幅続落。AIバリュエーション懸念と地政学リスク(ホルムズ海峡)が同時に株価を押し下げ、指数全体を巻き込んだ。終値確定データはソース未取得のため、日中データを参照している。
弱かったセクター: 半導体・AIインフラ、高ベータ成長株。サムスン電子(005930.KS)は5日間で30.6%下落、SKハイニクス(000660.KS)も同期間19.1%安。外国人はいずれも買い越したが、機関投資家の売り圧力がそれを上回り、短期的な上値を抑えた。
相対的に底堅かったセクター: エネルギー、金融、造船。Brent原油が5日間で4.0%上昇するなか、エネルギー関連には防御的な買いが入ったが、これはリスク選好の回復ではなくセクターローテーションの性格が強い。
需給フロー: プログラム売買は市場プログラム+7,891億ウォン(うち非裁定+6,800億ウォン)と指数を下支えした。ETF純設定は0億ウォンと中立。先物ベーシスは+6.13と依然プレミアムが残存しており、裁定解消売りが出た場合の下振れリスクは注視が必要だ。
注目ニュース: Kimi K3発のモデル競争がCapEx効率懸念を呼び、AI関連株のバリュエーション圧縮として作用した。TSMCのAI需要拡大・アリゾナ投資というポジティブ材料も、本日は即時の株価触媒にはならなかった。半導体需要のテーゼそのものは崩れていないが、価格と需給が一歩引いた局面にある。
新規発見候補として市場サーフェスに浮上したのはタイガーエレック(219130.KS、79,500ウォン、RSランク97.7)とTSI(131290.KS、258,500ウォン、RSランク97.8)。ただし現在のブレッドスは50日線上回り銘柄が全体の14.1%と非常に狭く、新規参入より20日ボックス突破と需給継続の確認を優先すべき局面だ。
本日の優良再評価候補
KRメタスクリーナーが93銘柄のユニバースから本日のトップ20を選出。評価軸は①品質(Quality Compounder)②機関・外国人資金フロー(Smart Money Quality)③サイクル再評価(Cycle Rerating)④業績モメンタム(Smart Money Earnings / PEAD)の4層構造で、同一エビデンス・ファミリー内の重複は除外した独立加算方式を採用している。
スクリーナー交差ランキング(上位10銘柄)
| 順位 | ティッカー | 銘柄名 | スコア | 証拠数 | 通過スクリーナー |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 278470.KQ | エイピアル | 68.5 | 7 | Compounder・Smart Money Quality・PEAD・Consensus Up・Smart Money Earnings |
| 2 | 420770.KQ | ギガビス | 67.2 | 5 | Compounder・Cycle Rerating・Consensus Up・Market Surface |
| 3 | 000660.KS | SKハイニクス | 54.1 | 5 | Compounder・Cycle Rerating・Market Surface・IR触媒 |
| 4 | 005935.KS | サムスン電子優先株 | 52.7 | 4 | Compounder・Cycle Rerating・Market Surface |
| 5 | 089970.KQ | ブイエム | 49.0 | 5 | Compounder・Cycle Rerating・Market Surface |
| 6 | 009150.KS | サムスン電機 | 47.5 | 5 | Compounder・Cycle Rerating・Market Surface・IR触媒 |
| 7 | 161890.KS | 韓国コルマ | 45.8 | 5 | Compounder・Cycle Rerating・Smart Money Quality・Smart Money Earnings |
| 8 | 219130.KS | タイガーエレック | 37.3 | 3 | Compounder・Market Surface |
| 9 | 096530.KQ | シージェン | 36.4 | 3 | Compounder・Cycle Rerating・Smart Money Quality・PEAD |
| 10 | 319660.KQ | PSK | 35.3 | 4 | Compounder・Market Surface |
トップ3の詳細
1. エイピアル(278470.KQ) — スコア68.5 / 独立証拠7ファミリー
韓国発のD2C美容ブランド。ROE 65.0%・営業利益前年比+197.9%という高品質コンパウンダーであり、今回は業績コンセンサス上方修正・PEADシグナル・外国人・質的機関の買い越しがすべて揃った。直近5日で外国人+機関(質的)が+167.3億ウォンを買い越し、個人の売り(−178.7億ウォン)を吸収している。7月16日に現金配当決定の公示が出ており、短期の触媒として機能する可能性がある。懸念点は空売り比率13.1%と機関の需給ネガティブシグナル。次の確認ポイント: コンセンサス上方修正の継続幅、外国人持ち高(37.3%)の動向。
2. ギガビス(420770.KQ) — スコア67.2 / 独立証拠5ファミリー
半導体検査装置メーカー。ROEは7.3%と低水準ながら、営業利益率の前年比改善が+29.9ppと急激で、典型的なサイクル再評価候補だ。コンセンサスのコンポジットZスコアは+1.88と強い上方修正トレンドを示す。7月初旬に単一販売・供給契約の公示が2件出ており、業績寄与が続けば再評価の根拠が厚くなる。外国人持ち高は2.3%と低く、海外資金の本格参入余地が残る。空売り比率4.7%は低水準で需給リスクは小さい。次の確認ポイント: 供給契約の相手先と規模、当該四半期への業績寄与の大きさ。
3. SKハイニクス(000660.KS) — スコア54.1 / 独立証拠5ファミリー
HBMサイクルの中核銘柄。ROE 35.6%・営業利益前年比+101.2%の強い基礎体力を持つが、本日は市場連動で4.2%下落した。それでもメタスクリーナーで3位を維持するのは、Quality Compounder・Cycle Rerating(マージン変化+13.1pp)・IR触媒(7月15日IR開催公示)が揃っているためだ。外国人持ち比率は52.4%と高く、継続的な買いが価格支持に機能している。一方、DART上の有償増資関連リスク公示3件は注意材料として残る。次の確認ポイント: IR内容、HBM3E/CXL向け受注動向、機関売りの継続性。
本稿は公開市場情報に基づくリサーチ・スクリーニングの参考情報であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。