韓国クオリティ・リレーティングWatch 2026-07-21: エイピーアール・ギガビス・SKハイニックス — 半導体輸出+181%で大型反発

KOSPIが半導体輸出+181%速報で急反発。エイピーアール・ギガビスに質・収益改善・機関資金が3層重なりスクリーナー上位に浮上した。

マクロダッシュボード

指標水準5日変化シグナル
KOSPI6,747.9−1.6%→ 横ばい
KOSDAQ753.3−3.9%📉 弱含み
USD/KRW1,478−0.7%→ 横ばい
VIX17.72+13.1%🟢 安定圏
ブレント原油$90.35+7.3%📈 上昇
米10年金利4.60%+0.01pt→ 横ばい
  • レジーム判定: 韓国 Bear / 米国 Neutral
  • 日中14:35時点でKOSPIは+3.44%まで反発したが、終値確定データは未確認。KOSDAQは同時刻−0.06%と大型株との乖離が鮮明だった。
  • 先物ベーシス+12.76、市場プログラム買い+1兆1,503億ウォン。一方でETF純設定は−3兆1,845億ウォンと大幅流出が目立つ。

市場クローズ概況

本日の韓国株市場は「大型半導体を震源とする局所的な急反発」セッションだった。

7月1〜20日の半導体輸出が前年比+180.6%という速報が午前中に伝わり、サムスン電子(005930.KS)が+6.1%、SKハイニックス(000660.KS)が+4.1%と出来高を伴って上昇した。外国人と機関がサムスン電子にそれぞれ+5,050億ウォン・+4,718億ウォンを同時に買い越し、本日最強の銘柄となった。SKハイニックスは機関が+6,952億ウォンと大幅に買い越したが、外国人は−4,340億ウォンを売り越しており、フローが逆行している点は引き続き注意が必要だ。電力機器・変圧器関連もAIデータセンター設備投資テーマに乗り連動高となった。

ネイバー(035420.KS)はブルックフィールドとのAIファクトリー協議報道を材料に+3.8%上昇したが、正式契約前のため確認が必要な段階にある。

一方KOSDAQはほぼ無風で、エンタメ・文化・非鉄金属は下落した。KOSPI全銘柄の50日線上抜け比率は15.2%、200日線上抜け比率は19.5%にとどまる。本日の大型株急騰は「トレンド転換」ではなく「売られすぎからの押し目拾い」に近く、出来高とブレッドスの継続改善が次の確認課題だ。


本日のクオリティ再評価候補

KRメタスクリーナー(2026-07-21)より、「質の高い企業に資金流入と業績再評価が重なる」候補を抽出した。

上位10銘柄サマリー

ランクティッカー社名メタスコア重複軸数主要スクリーナー主要指標・注意点
1278470.KSエイピーアール69.96品質・スマートマネー・PEAD・コンセンサス上方修正ROE 65.0%、OP YoY +198%、配当決定公示
2420770.KQギガビス64.75品質・サイクル再評価・コンセンサス上方修正OP YoY +777%、粗利率+29.9pp、空売り8.0%
3000660.KSSKハイニックス53.75品質・サイクル再評価・市場サーフェスROE 35.6%、OP YoY +101%、DART注意公示3件
4005935.KSサムスン電子優先株52.94品質・サイクル再評価・市場サーフェスROE 10.8%、外国人・機関同時買い越し
5161890.KS韓国コルマー48.95品質・スマートマネー・サイクル再評価・実績改善ROE 14.7%、OPM+0.9pp、IR開催公示、空売り13.2%
6009150.KSサムスン電機47.05品質・サイクル再評価・市場サーフェスROE 7.4%、IR開催公示、直近5日外国人−1,240億ウォン売越
7089970.KQブイエム42.85品質・サイクル再評価・市場サーフェスOP YoY +387%、粗利率+29.3pp、個人買いが外国人売りを吸収
8096530.KQシージェン38.05品質・スマートマネー・サイクル再評価OP YoY +310%、粗利率+11.3pp、空売り11.4%
9271560.KSオリオン36.93品質・市場サーフェス・公式触媒ROE 10.5%、DART触媒6件、プログラム買い+47.9%
10402340.KSSKスクエア33.04品質・市場サーフェス・公式触媒ROE 31.9%、OP YoY +125%、DART触媒5件・注意公示2件

上位3銘柄の詳細

1位: エイピーアール(278470.KS)— メタスコア 69.9

スキンケア・化粧品のD2C・ODMブランド企業。ROE 65%・営業利益前年比+198%という数字は、利益成長の質と速度が同時に成立していることを示す。コンセンサス上方修正のz値が+0.41に達しており、アナリスト予想が切り上がり始めている局面にある。7月16日には現金配当決定の公示が出ており、株主還元シグナルも加わった。PEADシグナルが点灯しており、直近決算後の継続的な買いが確認されている点も強みだ。6軸で捕捉された本日の最多重複候補。

次に確認すること: 直近四半期の利益率の持続性、コンセンサス修正が複数アナリストに広がっているかどうか、配当利回りの水準。

2位: ギガビス(420770.KQ)— メタスコア 64.7

半導体ガラスコア基板向けの光学検査装置メーカー。営業利益前年比+777%・粗利率+29.9ppという急激なサイクル加速が、コンセンサス上方修正z値+1.85(候補中最強)として数字に表れている。7月上旬に供給契約公示が2件連続で出ており、受注の可視性が高まっている。一方、外国人持ち株比率2.5%・空売り比率8.0%という構成は流動性リスクを内包する。小型株特有の急落耐性に注意が必要だ。

次に確認すること: 契約先(ガラスコア顧客)の開示内容、売上認識タイミングと受注残高の規模、空売り残の動向。

3位: SKハイニックス(000660.KS)— メタスコア 53.7

HBM(広帯域メモリ)を中心とする世界有数のメモリ半導体メーカー。サイクル再評価スクリーナーで粗利率+13.1ppの改善を確認し、ROE 35.6%は業界内でも高水準だ。本日の反発と機関の大量買い越しは市場の評価回復を示すが、外国人が同日−4,340億ウォンを売り越しており、フローが割れている。DARTには有償増資関連を含むリスク公示が3件ある。競合CXMTによるDDR5/LPDDR5X増設計画が汎用メモリ価格の中期リスクになるかどうかも注視点だ。

次に確認すること: 7月15日のIR内容(HBM受注・ガイダンスの更新)、有償増資の規模と希薄化率、次四半期の粗利率ガイダンス。


本記事は公開市場データに基づく調査候補の提示を目的としており、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。

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