マクロ・ダッシュボード
| 指標 | 現在値 | 5日変化 | シグナル |
|---|---|---|---|
| KOSPI | 6,954.5 | +6.0% | 強気 |
| KOSDAQ | 811.9 | +1.0% | 横ばい |
| VIX | 15.78 | +3.8% | 安定 |
| 米10年債利回り | 4.78% | +0.03 | 横ばい |
| USD/KRW | 1,342 | −2.2% | ウォン高 |
| Brent原油 | $98.5 | +3.0% | 上昇 |
| DXY | 99.0 | −0.6% | ドル安 |
- 韓国レジーム: ニュートラル(生判定はBull、あと1確認でBull転換)
- 米国レジーム: ブル
- スタンス: 米国選択的拡大
マーケット・ラップ
注: 本日(2026-09-08)のKR終値ブリーフィングおよびKRマーケットスナップショットは未入力。以下はマクロ・レジームデータとパッシブフロー指標に基づく概況。
5日間でKOSPIが+6.0%と力強く上昇する一方、KOSDAQは+1.0%にとどまった。大型株と中小型株の乖離が約5ポイントに達しており、この局面は広範なリスクオン相場というより、大型株への選択的な資金集中が特徴だ。
需給面では明確なパッシブ資金の流入が確認できる。ETF純設定額が1兆400億ウォンに達し、市場プログラム買いは+789億ウォン。先物オープンインタレスト(OI)は52,259枚と5,874枚増加しており、先物ポジションの積み上がりが続く。差益取引は−444億ウォンの解消圧力があるものの、非差益取引の+1,233億ウォンがそれを上回る形だ。
為替は追い風。ドル安(DXY −0.6%)を背景にウォンが5日間で2.2%強くなり、USD/KRWは1,342ウォン台へ。外国人投資家の為替コストが下がり、ウォン建て資産の相対的な魅力が高まっている。一方でBrent原油が+3.0%上昇して98.5ドルに入ったことは、エネルギーコスト敏感セクターには逆風となりうる点を留意しておきたい。
韓国市場レジームはニュートラルを維持しているが、50日移動平均を上回る銘柄比率(breadth 50MA 55.5%)は良好で、銘柄選別環境は整っている。生判定がすでにBullである以上、あと1シグナルでレジーム転換となる。方向感が固まるまでの間、複数の根拠が重なる銘柄への絞り込みが有効だ。
クオリティ・リレーティング候補(2026-09-08)
トップ10候補
本日のKRメタスクリーナーは21銘柄をカバーし、投資家フロー・市場活動・公式イベント・価格リーダーシップの4証拠ファミリーを軸にスコアリングしている。複数のファミリーが同時に陽転している銘柄ほど、質・資金流入・再評価の3条件が揃いつつあるリレーティング候補と見なせる。
| 順位 | ティッカー | 銘柄名 | スコア | 証拠数 | 主なシグナル |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 316140.KS | ウリィ金融持株 | 25.9 | 4 | RS80通過、IR開催、質的機関買い |
| 2 | 055550.KS | 新韓持株 | 23.5 | 4 | DART触媒7件、プログラム+25.5% |
| 3 | 090430.KS | アモーレパシフィック | 23.1 | 4 | 自社株処分完了、pivot gap +9.5% |
| 4 | 018260.KS | サムスンSDS | 22.5 | 4 | 外国人+機関同時買い、IR開催 |
| 5 | 005440.KS | 現代GFホールディングス | 21.9 | 3 | IR開催、プログラム+25.0% |
| 6 | 028050.KS | サムスンE&A | 21.0 | 3 | 当日IR開催、外国人+機関買い |
| 7 | 086790.KS | ハナ金融持株 | 19.4 | 4 | 自社株消却、外国人保有68% |
| 8 | 112610.KS | CSウィンド | 19.4 | 4 | 単一供給契約締結、IR開催 |
| 9 | 002380.KS | KCC | 19.0 | 4 | 外国人+機関同時買い越し |
| 10 | 021240.KS | コウェイ | 17.8 | 4 | IR開催 / ⚠️ 直近5日外国人+機関 −85.5億 |
トップ3の詳細
1. ウリィ金融持株(316140.KS)— 本日の首位、スコア25.9
ウリィ金融グループ(Woori Financial Group)はウリィ銀行を核とする韓国の大手金融持株会社。RS80の「not-late」フィルター(過熱前の初期上昇局面を抽出)を通過し、pivot gap +5.1%、20日間の需給・出来高スコアが+28.7%と強い数字が並ぶ。DART公式触媒はIR開催(9月4日付)の3件。4つの独立した証拠ファミリーがすべて陽転している点で、本日の最有力候補だ。空売り比率は2.1%と低く、踏み上げリスクも限定的。短期的に外国人フローがマイナスである点は引き続き確認したい。
2. 新韓持株(055550.KS)— DART触媒7件、スコア23.5
新韓フィナンシャルグループ(Shinhan Financial Group)は韓国最大級の金融コングロマリット。RS80「Watch - flow」でpivot gap +3.4%、20日スコア+3.8%と勢いは緩やかだが、本日付でDARTに채무証券(債務証券)関連の届出が複数件提出されており、公式触媒件数が7件と候補群の中で最多。プログラム買いが+25.5%と強く、外国人保有比率61.9%という高い外国人依存構造を持つ。空売り10.4%はモニタリングポイントで、外国人フローの方向転換が確認できるかが次の焦点となる。
3. アモーレパシフィック(090430.KS)— 消費財から唯一の上位入り、スコア23.1
アモーレパシフィック(AmorePacific)は韓国最大の化粧品・スキンケアグループ。RS80「Focus Candidate」通過でpivot gap +9.5%、20日スコア+14.5%と3候補の中で最も強いモメンタムを持つ。DART公式触媒は自社株処分結果報告書(9月2日)の3件。外国系窓口の流入と質的機関買い越しが確認されているが、外国人フローは短期でマイナス、板の薄さ(ホガ −37%)は流動性面での確認が必要だ。中国需要回復シナリオとの連動性が、次に検証すべきファンダメンタルズ項目となる。
本日のポイント
メタスクリーナー上位に金融セクター(ウリィ金融、新韓、ハナ金融)が3行入った。韓国銀行株はウォン高・外国人保有比率の高さという構造的特性から、為替安定局面では再評価が進みやすい。サムスンSDS(018260.KS)のIRとCSウィンド(112610.KS)の供給契約も4ファミリー獲得で注目に値する。いずれも「買い推奨」ではなく、複数の根拠が重なる候補として引き続きモニタリングしたい。
本稿はKRメタスクリーナーおよびマクロ・レジームデータに基づく情報提供目的の市場分析です。個別銘柄の売買を推奨するものではありません。