マクロ・ダッシュボード
| 指標 | 現値 | 5日変化 | シグナル |
|---|---|---|---|
| KOSPI | 7,051.6 | +7.2% | ↑ 強気 |
| KOSDAQ | 830.4 | +5.1% | ↑ 強気 |
| USD/KRW | 1,338 | −1.5% | ウォン高 |
| VIX | 16.5 | +15.0% | 安定圏 |
| 米10年金利 | 4.81% | +0.01pp | 横ばい |
| Brent原油 | $100.5 | +5.2% | ↑ 上昇 |
レジーム判定: 韓国=Neutral(Raw Bull、確認1回待ち)、米国=Bull。スタンスは「米国選択的拡大」。ETF純設定+1兆8,642億ウォン、先物OI+2,072ロット拡大。ウォン高が進行中でドル換算リターンに追い風が立っている。
本日の市場概況
本日の大引けブリーフィングのソースが未到着のため、詳細な引け後分析は提供できない。以下は派生商品・パッシブフローデータに基づく暫定概況となる。
直近5日でKOSPI +7.2%・KOSDAQ +5.1%という急伸が続いている。ETF純設定+1兆8,642億ウォンはパッシブ資金の積極的な韓国市場への流入を示し、相場全体を底支えする構図だ。一方でプログラム売買は−3,220億ウォン(うち非裁定−3,486億ウォン)と売り越しており、急騰後の利益確定が一部で出ている。
先物ベーシスは+2.59とプレミアム圏を維持。裁定取引由来の現物買いフローが下支えに働きうる。KRレジームはBull確定まで確認1回を残した状態で、次の確認タイミングが注目ポイントとなる。個人投資家の売り圧力を外国人・質的機関が吸収する構図が個別銘柄レベルでも観察されており、選別型の上昇局面と判断できる。
本日のクオリティ再評価候補
KRメタスクリーナー(2026-09-09)を基に、品質・資金フロー・業績触媒の3層で候補を整理した。ユニバース60銘柄から上位10銘柄を以下に示す。
スクリーナー上位10銘柄
| ランク | ティッカー | 銘柄名 | スコア | 証拠数 | 主要シグナル | 注意点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 402340.KS | SKスクエア | 24.5 | 4 | コンセンサスz+2.72、自社株消却触媒2件 | − |
| 2 | 016360.KS | サムスン証券 | 23.7 | 4 | コンセンサスz+3.20、外国人+機関買い | − |
| 3 | 006800.KS | 未来アセット証券 | 22.5 | 4 | コンセンサスz+3.44、本日IR開催 | 空売り比率18.7% |
| 4 | 417840.KQ | ジャステム | 22.1 | 3 | コンセンサスz+0.93、自社株取得触媒 | − |
| 5 | 078930.KS | GS | 20.4 | 4 | コンセンサスz+1.00、外国人+機関買い | − |
| 6 | 192820.KS | コスマックス | 18.0 | 4 | コンセンサスz+0.70、IR触媒4件 | プログラム売異常値 |
| 7 | 034730.KS | SK | 17.8 | 4 | コンセンサスz+0.58、DART触媒9件 | 空売り10.4% |
| 8 | 093370.KS | フソン | 15.1 | 4 | コンセンサスz+2.27、外国人+機関買い | − |
| 9 | 125490.KS | ハンラキャスト | 14.7 | 3 | コンセンサスz+1.55、IR触媒 | − |
| 10 | 005180.KS | ビングレ | 14.5 | 3 | コンセンサスz+0.85、外国人+機関買い | − |
注目上位3銘柄の詳細
① SKスクエア(402340.KS)— スコア24.5
SKグループの中間持株会社。SK Hynix(半導体)をはじめとするIT・テック系資産の株式を保有する構造で、NAVディスカウント解消がテーマとして意識されやすい銘柄だ。
メタスクリーナー首位の根拠は3点ある。第1に、コンセンサス上方修正のz値が+2.72と高水準。第2に、外国人・質的機関が個人の売り圧力(−6,382億ウォン規模)を吸収する資金フロー。第3に、8月19日DARTで子会社の自社株消却決定と自己株式取得決定という公式触媒2件が登録されている。空売り比率は4.1%と低く、現状ショートのカウンタープレッシャーは軽微だ。次の確認ポイントは持株ディスカウントの縮小がNAVベースで進行中かどうか、そしてSK Hynixの株価連動性の変化だ。
② サムスン証券(016360.KS)— スコア23.7
韓国大手ブローカレッジ・証券会社。コンセンサス上方修正z値は+3.20と全候補中2位の高さで、外国人(キウム527位)・機関(115位)の双方から資金が流入している。外国人保有比率は26.7%、空売り比率は3.3%と需給構造がクリーンだ。
KOSPI急伸に伴う売買代金の拡大が、ブローカレッジ収益の上振れ期待として先行してコンセンサスに反映されつつある可能性がある。証券セクター全体への資金流入の持続性と、市場の売買活況が続くかどうかが、この銘柄を継続的に追う際の判断軸となる。
③ 未来アセット証券(006800.KS)— スコア22.5
グローバル展開する韓国系大手証券会社。本日のコンセンサスz値は+3.44と全候補中最高値を記録した。外国人・質的機関の買いが確認され、本日DARTにIR開催の公式触媒も登録された点が「スクリーナーシグナルと公式触媒が交わるケース」として評価を押し上げた。
ただし空売り比率18.7%は候補群の中で突出して高く、上昇局面でのショートカウンタープレッシャーには注意が必要だ。外国人保有比率は11.5%と低水準で増加余地があるとも読めるが、空売りポジションとの綱引きが続く構図だ。本日のIR内容と来期ガイダンスの改訂有無が次のチェックポイントとなる。
構造的観察
上位3位以内にサムスン証券・未来アセット証券と証券2銘柄が並んだことは示唆的だ。KOSPI急伸が売買代金を押し上げ、ブローカレッジ収益の上振れ期待がコンセンサスに先行して織り込まれ始めている可能性がある。また、コスマックス(192820.KS)はK-ビューティーODM大手として4証拠ファミリーが揃うが、プログラム売比率の異常値(−2,922%)は数値精査が必要であり、現時点では候補として留保扱いが適切だ。
本稿は公開情報に基づく市場分析であり、投資勧誘を目的としない。記載銘柄はスクリーナーによる調査候補として選定されたものであり、売買を推奨するものではない。