マクロダッシュボード
| 指標 | 現在値 | 週次変化 | シグナル |
|---|---|---|---|
| KOSPI | 6,684.4 | −3.9% | 弱気 |
| KOSDAQ | 806.8 | −0.6% | 横ばい |
| VIX | 17.6 | +11.8% | 安定圏 |
| 米10年債 | 4.97% | +0.19bp | 上昇圧力 |
| DXY | 99.5 | +0.8% | ドル強含み |
| USD/KRW | 1,346 | +0.2% | 横ばい |
| ブレント原油 | $107.5 | +6.2% | 上昇 |
レジーム判定: 韓国 Bear / 米国 Neutral
KOSPIは週次−3.9%と明確な弱気局面にある。米10年債利回り上昇(+0.19bp)と原油高(+6.2%)が韓国株の割引率を押し上げる構図だ。先物ベーシスは−2.43と弱く、プログラム売りは−2兆7,345億ウォンに達した。ETF純設定も−1,797億ウォンと、パッシブ資金の流出が続いている。小型株(KOSDAQ)の相対的な底堅さ(週次−0.6%)が大型株との3.2ポイント乖離を生んでいる点は注目に値する。
マーケットラップ
本日の市場データは同日DBスナップショット(KR MARKET SNAPSHOT)を使用。当日クローズ・ブリーフィングは未入手のため、詳細な出来高データは省略している。
本日の韓国市場は幅広い売りに覆われた。上昇796銘柄に対して下落1,641銘柄、ADRプロキシは48.5。平均騰落率は−0.08%と数字は軽微に見えるが、内訳は明確に弱気だった。
焦点は半導体セクターへの外国人売り。 SKハイニックス(000660.KS)だけで外国人純売越は−1兆800億ウォンに達した。サムスン電子(005930.KS)・サムスン電子優先株(005935.KS)も大量に売られ、ハンミ半導体(042700.KS)、パドゥ(440110.KQ)、サムスン電機(009150.KS)も外国人・機関の双方から売り越された。AI投資サイクルへの期待が米国金利上昇を前に後退している可能性がある。
外国人の買い越しは選別的だった。 SKイノベーション(096770.KS)、セルトリオン(068270.KS)、S-Oil(010950.KS)、파마리서치(214450.KQ)、삼화콘덴서(001820.KS)など、エネルギー・バイオ・素材系に資金が向かった。半導体から石油・ヘルスケアへのセクターローテーションが意識される。
機関は逆張り買いを入れながらも、SKグループ株を整理した。 HD現代重工業(329180.KS)、LGエネルギーソリューション(373220.KS)、HD韓国造船海洋(009540.KS)に資金が流入した一方、SKスクエア(402340.KS、−8.17%)は機関も売り越し。同株は外国人・機関の双方が売った。コングロマリット全体への配分削減が進んでいるとみられる。
注目はDBハイテク(000990.KS、+5.20%)の逆行高だ。外国人が売り越したにもかかわらず株価が上昇しており、機関の強い押し目買いが入った。弱気相場でも個別のサイクル回復シナリオは生きていることを示している。
本日のクオリティ再評価候補
本日のスクリーナーは5種類を運用した。QC(クオリティコンパウンダー)、SMQ(スマートマネー×クオリティ)、CR(サイクル再評価)、SME(スマートマネー×実績改善)、PEAD(実績ドリフト)。複数スクリーナーで重複した銘柄が本日の有力候補となる。
| ランク | ティッカー | 銘柄名 | メタスコア | 重複数 | ヒット | 主要指標 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 252990.KQ | サムシーエンエス | 61.2 | 4 | QC・CR・SME・PEAD | ROE 9.7% / OP YoY +182.7% / 利益率+9.1pp |
| 2 | 008930.KS | ハンミサイエンス | 56.5 | 2 | QC・CR | ROE 12.3% / OP YoY +40.3% / 利益率+2.5pp |
| 3 | 119850.KQ | GNCエネルギー | 53.0 | 2 | QC・PEAD | ROE 21.1% / OP YoY +55.8% / 利益率+4.8pp |
| 4 | 161890.KS | 韓国コルマ | 51.1 | 2 | QC・PEAD | ROE 14.7% / OP YoY +23.6% / 利益率+0.9pp |
| 5 | 003350.KS | 韓国化粧品製造 | 50.9 | 3 | SMQ・CR・SME | ROE 30.6% / OP YoY +24.2% / 利益率+2.0pp |
| 6 | 072950.KQ | ビッセム電子 | — | 3 | SMQ・CR・SME | ROE 9.6% / OP YoY +76.5% / 利益率+1.5pp |
| 7 | 425420.KQ | ティーエフアイ | 37.3 | 3 | SMQ・CR・SME | ROE 16.6% / OP YoY +334.0% / 利益率+11.1pp |
| 8 | 241710.KQ | コスメッカコリア | 49.3 | 2 | QC・PEAD | ROE 19.3% / OP YoY +38.2% / 利益率+1.5pp |
| 9 | 021240.KS | コウェイ | 46.0 | 1+RS80 | QC・RS80リーダー | ROE 17.1% / OP YoY +10.5% ⚠️空売り8.3% |
| 10 | 071200.KQ | インフィニトヘルスケア | 41.4 | 2 | SMQ・SME | ROE 14.7% / OP YoY +84.4% ⚠️DARTリスク2件 |
上位3銘柄の詳細
1. サムシーエンエス(252990.KQ)— 4スクリーナー最強重複、本日最有力
電子部品メーカー。QC・CR・SME・PEADすべてに入り、メタスコア61.2はユニバース157銘柄中トップ。営業利益成長率+182.7%・売上成長率+46.3%と実績の強さが際立つ。営業利益率改善幅+9.1ppはCycle Reratingスクリーナー内でも上位層(14位)。PEADスクリーナーではTier A(強ビート、スコア+1.18)に分類されており、52週高値まで0%と既に高値圏にある点は確認要素だが、20日リターン+27.4%は過熱除外基準(30%)以内に収まる。9月7日開催のIR後の需要ガイダンスが次の確認ポイントとなる。
2. ハンミサイエンス(008930.KS)— DARTに公式触媒が確認済み
バイオ持株会社。子会社が開発する急性骨髄性白血病(AML)治療薬HM43239の技術移転契約締結がDARTに公示されており、公式触媒が実在する。ROE 12.3%・OP YoY +40.3%・利益率+2.5ppとファンダメンタルズも及第点だ。スクリーナー重複数は2(QC・CR)にとどまるが、公式触媒の存在がメタスコアを押し上げている(56.5)。ただし直近5日間、外国人・機関ともに純売り越しが続いており、資金流入の持続性は要確認。外国人持分が1.2%と薄い点も留意したい。
3. GNCエネルギー(119850.KQ)— 高ROEに受注触媒が加わる構図
発電機・変換装置メーカー。ROE 21.1%は本日の全候補中でも高水準にある。9月11日に単一販売・供給契約締結をDARTに公示しており、受注増が収益モメンタムを支える構図だ。PEADスコアは−0.72とやや中立よりだが、質的機関の買い越しが確認されている。大차(株式貸借)残高あり、空売りリスクを個別に確認する必要がある。
なお、5位の韓国化粧品製造(003350.KS)は3スクリーナー重複(SMQ・CR・SME)に加え、個人の売り越し(−39.4億ウォン)を外国人・質的機関が吸収しているという典型的なスマートマネー構造を示している。ROE 30.6%と全候補中最高水準の収益性も魅力だ。
本記事は公開市場データに基づく分析であり、投資の勧誘ではありません。スクリーナーの結果は調査候補の提示であり、個別銘柄への投資判断は各自の責任において行ってください。