韓国クオリティ・リレーティングWatch 2026-09-29: サムスン電子・Gigavis・サムスン電機 — 営業レバレッジ再評価

KOSPIは中立レジーム継続。建設・エネルギー安の一日、サムスン電子・Gigavis・サムスン電機がメタスクリーナー1〜3位。外国人・機関需給と営業レバレッジ再評価が一致した3銘柄を解説。

マクロダッシュボード

指標現在値5日変化シグナル
KOSPI6,870.8−1.9%→ 横ばい
KOSDAQ849.8+1.6%→ 強め
VIX15.9+4.5%🟢 安定圏
米10年金利5.24%+0.27pp📈 上昇
USD/KRW1,355+0.3%→ 横ばい
ブレント原油$96.8−9.2%📉 急落

レジーム判定(2026-09-29): 韓国 Neutral / 米国 Neutral → スタンス:選択的維持

KOSPIは5日で−1.9%と重い。KOSDAQが同期間+1.6%と乖離しており、小型株の相対的な底堅さが続く。米10年金利は+0.27pp上昇し、割引率圧力が韓国大型株に影を落とす。ブレント原油の−9.2%急落はエネルギー・素材セクターへの直接的な逆風だ。


マーケットラップ

2026年9月29日のKOSPI市場は幅広い下落で引けた。上昇銘柄707に対し下落銘柄は1,624。騰落レシオ代替値(ADR)は43.5と売り優勢を示し、全銘柄の平均騰落率は−0.66%だった。

セクター別の強弱

建設とエネルギーが最も売られた。大宇建設(047040.KS、−7.01%)と現代建設(000720.KS、−6.10%)には外国人と機関の同時売りが入り、GS건설(006360.KS、−4.36%)も同調安した。SK이노베이션(096770.KS、−7.77%)は原油急落と重なり一段安となった。二次電池関連でも삼성SDI(006400.KS、−4.13%)とLGエナジーソリューション(373220.KS、−3.16%)に機関売りが集中した。

半導体装置・電子部品はこの日の例外的な強さを見せた。HPSP(403870.KQ、+8.93%)は外国人・機関双方が買い越した唯一の大型注目株だ。삼화콘덴서(001820.KS、+8.62%)、테스(095610.KS、+5.50%)、테크윙(089030.KS、+3.55%)も外国人買い越し上位に並び、半導体サプライチェーン内の選別物色を裏付けた。태성(323280.KS、+13.33%)は外国人買い越し首位で中小型半導体材料株への注目を示す。

需給フロー

外国人は半導体装置・部品を買い、建設株・大型金融株(現代자동차 005380.KS、−1.27%;한화솔루션 009830.KS、−2.55%)を売り越した。機関はKB금융(105560.KS)・신한지주(055550.KS)など金融株を買い支えながら、大型成長株を手放す動きだった。

全体の市場性格は選択的リスクオフだ。原油安→エネルギー・建設売り、半導体装置→拾いという構図で、KOSDAQの小型株が一定の底堅さを見せた一日と言える。


本日のクオリティ再評価候補

メタスクリーナー(2026-09-29付)は138銘柄ユニバースから20銘柄を選出した。本日は半導体と化粧品OEMに証拠ファミリーが集中した。

上位候補テーブル

ランクティッカー銘柄スコア証拠数スクリーナーROEOP YoY
1005930.KSサムスン電子78.77QC・Cycle・PEAD・SMQ10.7%+33.2%
2420770.KQ기가비스70.86QC・Cycle・PEAD・Con↑7.3%+777%
3009150.KSサムスン電機68.16QC・Cycle・PEAD7.4%+24.3%
4096530.KS씨젠65.36QC・Cycle・RS804.8%+310%
5098460.KQ고영61.56QC・Cycle・SMQ・SME——
6119850.KQ지엔씨에너지60.05QC・Cycle・PEAD21.1%+55.8%
7161890.KS한국콜마59.86QC・Cycle・PEAD14.7%+23.6%
8241710.KQ코스메카코리아54.26QC・Cycle・PEAD19.3%+38.2%
9000990.KSDB하이텍49.45Cycle・SMQ・SME——
10240810.KS원익IPS45.16Cycle・PEAD8.7%+594%

QC=Quality Compounder、Cycle=Cycle Rerating、PEAD=実績ドリフト、SMQ=Smart Money Quality、SME=Smart Money Earnings、Con↑=コンセンサス上方修正

上位3銘柄の詳細

① サムスン電子(005930.KS)— スコア78.7 / 7証拠ファミリー

韓国最大の半導体・家電メーカー。本日のメタスクリーナーで7つの独立証拠ファミリーを積み上げ首位となった。Quality Compounderフィルターを通過(ROE 10.7%、営業利益YoY +33.2%)し、Cycle Reratingでマージン改善+2.2pp、PEADシグナルも確認される。外国人・優良機関が個人の大規模な売り(約4兆1,890億ウォン規模)を吸収している点が注目だ。需給の向きはスマートマネー優位で維持されている。直近のDART公示は役員保有報告書など中立的なものが中心で、次の確認事項はHBM4需要の四半期ガイダンスとメモリスポット価格の動向だ。

② 기가비스(420770.KQ)— スコア70.8 / 6証拠ファミリー

半導体検査装置の専業メーカー。営業利益YoY +777%という急拡大と、マージン改善幅+29.9ppが際立つ。コンセンサス上方修正(composite z +0.75)がさらに加わり、「期待値が上がり始めた局面」を示すスクリーナー2位だ。9月15日に単一販売・供給契約締結のDARTカタリスト開示あり。PEADスコアはTier A最上位(+2.25)で、52週高値まで32.9%のドリフト余地が残る。直近5日で+14.1%と既に動いているため、エントリー水準の精査が次のステップとなる。

③ サムスン電機(009150.KS)— スコア68.1 / 6証拠ファミリー

MLCCとカメラモジュールを主力とするサムスングループの電子部品メーカー。Quality Compounder通過(ROE 7.4%、営業利益YoY +24.3%)、Cycle Reratingでマージン+0.9pp。本日(9月29日)付で単一販売・供給契約締結のDARTカタリストが開示されており、タイミング面でも注目が集まりやすい。前日(9月28日)には子会社の有形資産取得決定も開示された。個人の売り越し(約391億ウォン規模)を外国人・優良機関が吸収しており、需給の方向性は明確だ。AIサーバー向けMLCC需要の持続性とスマートフォン回復の進捗が次の確認ポイントとなる。


本記事は公開市場情報の分析であり、売買推奨ではありません。すべての銘柄は「候補」「スクリーニング通過」として言及しています。投資判断はご自身の責任で行ってください。

Hugo で構築されています。
テーマ Stack は Jimmy によって設計されています。