韓国クオリティ・リレーティングWatch 2026-10-08: サムスン電子・チェジュ半導体・サムスン電機 — 大型株売りの中で選別的資金流入

KOSPI5日間-5%下落の中、サムスン電子の決算発表とチェジュ半導体への機関資金流入が選別相場を示唆。韓国株式市場の今日の動き。

マクロ・ダッシュボード

指標水準5日変化シグナル
KOSPI6,625.9−5.0%📉 弱含み
KOSDAQ892.3−0.2%→ 横ばい
VIX16.0+4.4%🟢 安定圏
米10年債5.28%+0.04bp→ 横ばい
USD/KRW1,345−1.2%🟢 ウォン強含み
Brent原油$105.4+5.1%📈 上昇

レジーム判定(2026-10-08 20:20 KST)

  • 韓国市場:Neutral(raw Bearから維持中、確認待ち1/2)
  • 米国市場:Bull
  • 韓米格差→ 米国選択的拡大スタンス

KOSPIは5日間で345ポイント超の下落を記録したが、KOSDAQはほぼ横ばいを維持。大型株と小型株の格差は4.7ポイントに達した。韓国市場のBear転換シグナルは確認2回中1回に留まり、まだNeutralレジームを維持している。


市場概況(2026-10-08)

注:本日の詳細クローズ・ブリーフィングは未着。Research OS DB内の当日スナップショットを使用。

今日のKOSPI株式市場は選別的な下落相場だった。全2,596銘柄のうち上昇813、下落1,505、横ばい278。平均変化率は−0.26%で、広範な売り圧力はあったものの崩壊的な相場ではなかった。

資金の方向性

外国人と機関の動きに明確な分断が見られた。外国人はDB하이텍(000990.KS、+3.27%)、티씨케이(064760.KQ、+4.56%)、LGエナジーソリューション(373220.KS、+2.56%)に買いを入れた一方で、大型IT・自動車株を中心に売り越した。LG전자(066570.KS、−3.61%)、現代自動車(005380.KS、−3.42%)、삼성바이오로직스(207940.KS、−4.54%)、삼성물산(028260.KS、−5.51%)への外国人売りが目立った。

機関勢はバッテリー・エネルギーセクターに選択的に資金を集めた。サムスンSDI(006400.KS、+1.25%)、LGエナジーソリューション(373220.KS)、SKイノベーション(096770.KS、+0.81%)、한온시스템(018880.KS、+4.15%)が機関買い越し上位に並んだ。原油価格の上昇(Brent +5.1%)がエネルギーセクターへの選択的な資金流入を後押しした構図だ。

フロー・シグナルのまとめ

プログラム売買は−11,243億ウォンと売り越し(差益−2,416億、非差益−8,827億)だったが、ETF純設定は+3,074億ウォンのプラスで、パッシブ経由の底堅い需要が確認できた。先物ベーシスは+3.73と小幅プラスを維持。全体として「大型株を売って、一部セクターとETFへ逃げ込む」選別相場が続いている。


本日のクオリティ再評価候補

メタ・スクリーナー(127銘柄対象)から本日の上位候補を整理する。スクリーナー交差点では2銘柄以上の重複が確認されなかった(PEAD単独ソース制約による)が、メタ・スクリーナーのファミリー・スコアは複数軸の証拠を統合しており、重複度の高い候補を識別できる。

上位候補テーブル

ランクティッカー銘柄名スコア証拠軸数主要スクリーナー注意点
1005930.KSサムスン電子63.08Quality / Cycle / PEAD / RS80 / Consensus外国人+機関売り−1.3兆ウォン
2098120.KQマイクロコンタクソル58.66Quality / Cycle / PEAD / Kiwoom−
3080220.KQチェジュ半導体52.55Quality / Smart Money / Cycle / Earnings信用売り6.1%、外国人比率低
4005935.KSサムスン電子優先株50.55Quality / Cycle / PEAD同上
5009150.KSサムスン電機49.75Quality / PEAD / DART촉매外国人売り超過
6000660.KSSKハイニックス48.85Quality / Cycle / Kiwoom外国人売り−3.8兆ウォン
7096530.KQシジェン48.85Quality / Cycle / Kiwoom信用売り8.6%
8003350.KS韓国化粧品製造45.36Quality / Cycle / PEADDARTリスク公示4件

上位3銘柄の詳細

① サムスン電子(005930.KS) — スコア63.0、証拠軸8

今日最大の注目点はサムスン電子の暫定業績公示(DART 20261008)とIR開催案内だ。ROE 10.7%、営業利益YoY +33.2%、営業利益率変化+2.2ppとQualiyt Compounderの基準を通過。Cycle Reratingの重複確認済みで、実績ドリフト(PEAD)軸も点灯している。ただし、外国人+機関質的投資家の5日間純売り越しは−12,970億ウォンに達し、その大半を個人が吸収している。スコア1位の理由は証拠軸の多さであり、需給面の改善が確認できるまでは「候補」として注視する段階だ。次に確認すべきは10月8日付の暫定実績の内容(HBM出荷単価、DRAM在庫水準)。

② チェジュ半導体(080220.KQ) — スコア52.5、証拠軸5

本日の候補群の中でSmart Money Qualityが点灯している唯一の非大型株候補。直近5日間で外国人+機関質的投資家が+367億ウォンを純買い越し、個人が−418億ウォンを供給した構図は「賢明な資金が個人から株式を引き取っている」パターンだ。ROE 17.4%、営業利益YoY +274.4%、営業利益率変化+6.0ppと業績軸も明確に通過。Smart Money Earnings(実績改善軸)も重複確認。課題は外国人持株比率0.4%と公売残6.1%。出来高ランク92位と流動性は薄い。次の確認点:DRAM/NANDサイクルとの関係性、直近在庫確認。

③ サムスン電機(009150.KS) — スコア49.7、証拠軸5

DART公示で直近21日以内に供給契約締結(触媒)が2件確認されており、スクリーナー・シグナルと公式触媒が一致するケース。ROE 7.4%、営業利益YoY +24.3%でQuality基準を通過。PEADの重複確認あり。外国人は売り越しだが機関質的投資家は買い越し(個人−2,981億ウォンの供給を外国人+機関が吸収)。MLCC関連の供給契約内容がAI需要と連動するかどうかが再評価の鍵を握る。


免責事項:本記事は公開市場情報に基づく教育・情報提供目的の分析です。個別銘柄への投資推奨ではありません。スクリーナー通過は調査候補の選定基準であり、売買判断の根拠とはなりません。

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