韓国クオリティ・リレーティングWatch 2026-10-15: マイクロコンタクトソール・シージェン・HMM — 急落相場でも資金が向かう銘柄

KOSPI 5日間で-16%の急落。それでも機関・外国人が資金を入れるクオリティ株をメタスクリーナーで捕捉。2026-10-15号。

マクロ・ダッシュボード

指標現在値5日変化シグナル
KOSPI5,554.2−16.2%📉 弱気
KOSDAQ760.8−14.7%📉 弱気
USD/KRW1,345+0.1%→ 横ばい
VIX17.6+18.7%🟢 安定圏
米10年金利5.19%−0.04→ 横ばい
Brent$104.6−1.9%→ 安定

レジーム判定: 韓国=ベア、米国=ブル。KOSPIは5日で16%超の急落を記録しているが、下落の主因は現時点では特定されていない(価格下落のみ観測)。米国は強い指数トレンドが続く一方、市場の幅は50日移動平均線上の銘柄比率が25%台にとどまり、集中リスクを内包する。


マーケット・ラップ(2026-10-15)

本日は同日付のクローズ・ブリーフィングが未着。代わりに同日付のDBスナップショット(SOURCE: KR MARKET SNAPSHOT)を使用する。

10月15日の韓国株式市場は全面安となった。2,591銘柄のうち上昇は200銘柄にとどまり、下落は2,199銘柄。ADRプロキシは9.1と極端なリスクオフを示した。全銘柄の平均騰落率は−3.95%。選別的な売りではなく、市場全体が一方向に沈んだ「リスクオフ・セッション」だった。

セクター・テーマ別動向

外国人の売越し上位を見ると、KB金融(105560.KS、−1.57%)、現代モービス(012330.KS、−5.86%)、現代自動車(005380.KS、−5.74%)など金融・自動車・化学(LG化学 051910.KS、−5.79%)に売りが集まった。エコプロ(086520.KS、−8.18%)や韓化ソリューション(009830.KS、−9.60%)など2次電池・再エネ関連も外国人が手放した。

逆に機関が買い向かったのはディフェンシブ・セクターだ。三星バイオロジクス(207940.KS、+5.50%)は当日唯一の大型株プラスで、機関の買越しトップに入った。KB金融・新韓持株(055550.KS、−0.84%)・ハナ金融(086790.KS、+0.66%)など銀行株は機関が支え、相対的な底堅さを見せた。三養食品(003230.KS、+0.70%)も機関買いで小幅高となった。

外国人の買越し上位は、ファーマリサーチ(214450.KS、−4.61%)やGS(078930.KS、−6.07%)など。ただし買いが入った銘柄も軒並みマイナス圏で引けており、外国人が積極的にリスクを取ったというよりも、下落局面での拾い行動に近い。

小型株では파두(440110.KQ、−13.75%)、TLB(356860.KQ、−15.86%)、Vこm(089970.KQ、−16.76%)など半導体・電力部品の中小型株が機関・外国人のダブル売越しで急落した。


本日のクオリティ・リレーティング候補

本日のスクリーナー交差集計では、2スクリーナー以上の重複銘柄はゼロだった。メタスクリーナーのファミリースコアとエビデンス独立性(5〜6ファミリー)を優先して上位候補を選定する。

候補テーブル(上位6銘柄)

メタ順位ティッカー銘柄名ファミリー数スコアスクリーナー主要指標注意
1098120.KQマイクロコンタクトソール553.6Quality + Cycle + Kiwoom SurfaceROE 23.1%、営業利益YoY +73.5%、OPM +3.0pp−
2204620.KQグローバルタックスフリー551.8Quality + RS80 + Kiwoom SurfaceROE 27.8%、営業利益YoY +34.3%−
3096530.KQシージェン551.6Quality + Cycle + Smart Money Quality + Smart Money Earnings + KiwoomROE 4.8%、営業利益YoY +309.7%、OPM +11.3pp空売り5.9%、プログラム+10.3%
4011200.KSHMM647.0Smart Money Quality + Consensus Up + RS80 + Kiwoomコンセンサス上方修正、5日外国人+機関 +1,052.7億ウォン−
5033780.KSKT&G440.0Quality + RS80 + KiwoomROE 11.7%、営業利益YoY +13.0%−
6018670.KSSK가스537.8Cycle + RS80 + KiwoomOPM +1.7pp、IR開催・自社株買い信託空売り15.4%

上位3銘柄の詳細

① マイクロコンタクトソール(098120.KQ) — メタ1位

半導体テスト用コンタクトソケットの専業メーカー。ROE 23.1%・営業利益率17.69%・YoY +73.5%という財務実績がクオリティ・コンパウンダー基準を通過した。同時にサイクル・リレーティング(OPMが前期比+3.0pp)も捉えており、2スクリーナー相当の独立証拠が重なる。

注目点は需給だ。個人が−125億ウォンを供給する一方、外国人と機関の質的需給がそれを吸収している。Kiwoomサーフェス指標でも外国人+・機関(金投)+・プログラム+9.2%と整合的。急落相場の中で機関・外国人が個人の売りを受けている構図は、リレーティング候補として注目に値する。次の確認事項:直近四半期の受注動向と半導体後工程テスト需要の持続性。

② シージェン(096530.KQ) — メタ3位(rawスコア最高83.6)

PCR診断機器・試薬メーカー。ファミリースコアは51.6だが、rawスコアは83.6と全候補最高。Smart Money Quality(5日外国人+機関 +64.8億ウォン)、Smart Money Earnings(実績改善確認)、Cycle Rerating(OPM +11.3pp)、Quality Compounderの4スクリーナーが独立して重なる。営業利益YoY +309.7%は診断需要の急回復を示す。

ただし空売り残5.9%・プログラム売買+10.3%・거래원(ブローカー)−14%という分散リスクが並存する。質的機関需給はプラスだが外国人はマイナス。급락相場での売り圧力源になりうるため、慎重なモニタリングが必要だ。10月28日付の配当落ち公示(DART 20260928)も需給インパクトを確認すべき点だ。

③ HMM(011200.KS) — メタ4位(エビデンス独立6ファミリー、全候補最多)

国内最大の海運会社。今日公開されたDARTには新規設備投資(20261015800543)・株主名簿基準日(20261015800551)・株主総会召集決議(20261015800608)と3件の公示が同時に出た。コンセンサス上方修正(composite z +0.35)、RS80 not-late(pivot gap +3.5%、20日需給スコア+21.83%)、Smart Money Quality(5日外国人+機関 +1,052.7億ウォン)が揃うのは急落相場としては異例に強い需給シグナルだ。エビデンス独立ファミリー数6は全候補で最多。次の確認事項:設備投資の内容と海運市況(BDI・コンテナスポット運賃)の現状。


本稿は公開市場情報に基づくリサーチ候補の紹介であり、投資勧誘を目的とするものではありません。スクリーナー通過は買いシグナルではなく、後続調査の優先順位付けです。

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