マクロダッシュボード
| 指標 | 現在値 | 5日変化 | シグナル |
|---|---|---|---|
| KOSPI | 5,768.0 | −4.4% | 弱気 |
| KOSDAQ | 808.9 | −3.4% | 弱気 |
| VIX | 18.6 | +21.8% | 安定圏 |
| 米10年債利回り | 5.10% | −0.14pt | 低下 |
| USD/KRW | 1,329 | −0.4% | ほぼ横ばい |
| Brent原油 | $108.7 | +2.5% | 上昇 |
市場局面判定: 韓国 — 弱気(Bear)、米国 — 強気(Bull)
KOSPIは5日間で−4.4%と弱気局面を確定。下落の主因は価格のみから観測されており、特定できていない。韓米間の乖離が続いている。派生・パッシブ面ではETF純設定が−3,169億ウォンと売り越しが目立つ一方、市場プログラム買いが+4,789億ウォンと下支えした。Brent原油の上昇(+2.5%)もエネルギーコストへの警戒を高める。
本日の市場概況
注: 同日の詳細クローズブリーフィングは未取得。同日DBスナップショット(KR MARKET SNAPSHOT、2026-10-19)を使用。
本日のKOSPI市場は、全2,589銘柄のうち1,685銘柄が上昇・650銘柄が下落(ADRプロキシ259.2、平均騰落率+1.28%)と広範な反発となった。5日間の下落基調から一息ついた構図だ。
強い動きが目立ったセクター・テーマ: 二次電池が主役だった。サムスンSDI(006400)が+11.70%と急騰し、外国人・機関がともに大幅買い越し。エコプロ(086520)+11.19%、LFエナジーソリューション(066970)+7.26%と連動した。LG CNS(064400)+7.21%とITサービスも堅調。バイオではサムスンバイオロジクス(207940)が+9.94%と大幅高。POSCOホールディングス(005490)+6.07%と素材も反発した。
需給の動き: 外国人は二次電池・電線・物流に資金を入れた。一方、サムスンバイオロジクス・KB金融(105560)・新韓持株(055550)は外国人が売り越しに回った。機関はサムスンSDI・サムスンバイオロジクス・現代自動車(005380)・POSCOHDを積極的に買い越した。注目すべき点として、サムスンバイオロジクスは外国人が売る一方で機関が大幅買い越しという需給の方向が割れた銘柄だった。半導体後工程関連では、HPSP(403870)−2.77%・ハナマイクロン(067310)−3.43%・パドゥ(440110)−4.20%と軟調な銘柄も散見された。
本日のクオリティ再評価候補
メタスクリーナーは本日91銘柄をカバー。クオリティ・資金フロー・サイクルリレーティング・実績改善の4軸を統合したスコアで上位20銘柄を抽出した。
| ランク | ティッカー | 銘柄名 | スコア | 証拠数 | ヒット軸 | 主な注意点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 068270.KS | セルトリオン | 64.1 | 6 | スマートマネー・サイクル・実績・RS80 | — |
| 2 | 098120.KQ | マイクロコンテクトソル | 53.3 | 5 | クオリティ・サイクル・市場表面 | — |
| 3 | 011200.KS | HMM | 48.6 | 6 | スマートマネー・コンセンサス上方修正・RS80 | — |
| 4 | 096530.KQ | シジェン | 45.9 | 5 | クオリティ・サイクル・市場表面 | 空売り比率13.7%・外国人資金流出 |
| 5 | 000500.KS | カオン電線 | 43.7 | 5 | クオリティ・サイクル・市場表面 | 外国人+機関5日間売り越し−196億ウォン |
| 6 | 000100.KS | ユハン洋行 | 42.0 | 5 | スマートマネー・サイクル・実績 | — |
| 7 | 089860.KS | ロッテレンタル | 39.6 | 5 | サイクル・RS80・市場表面 | — |
| 8 | 204620.KQ | グローバルタックスフリー | 39.1 | 4 | クオリティ・市場表面 | — |
| 9 | 018670.KS | SKガス | 38.7 | 5 | サイクル・RS80・市場表面 | 公開買付け関連開示 |
| 10 | 003350.KS | 韓国化粧品製造 | 38.3 | 4 | クオリティ・サイクル・市場表面 | DARTリスク公示3件 |
上位3銘柄 詳細解説
1位: セルトリオン(068270.KS)— スコア64.1、独立証拠6ファミリー
韓国最大のバイオシミラー(バイオ後発医薬品)メーカー。今回は実績・資金・サイクル・価格主導の6ファミリーがそろった最高スコアの候補だ。
クオリティ: スマートマネークオリティ通過。機関・外国人が5日間で+1,699.7億ウォンを積み増しており、個人の−2,433.4億ウォン売り越しを吸収している。典型的なスマートマネー構造が確認できる。
資金フロー: 個人売り・機関外国人買いという需給の方向が鮮明。実績改善スクリーナーも通過しており、サイクルリレーティングでマージン変化が+14.2ppと大幅改善している。
再評価触媒: DARTに直近の公式触媒が3件。①ジンペントラの韓国臨床3相試験計画承認(2026-10-14)、②連結業績速報(2026-10-12)、③自己株式取得決定(2026-09-29)。業績発表・新薬開発・株主還元が重なっている点が強い。
次に確認すべき点: 業績速報と市場予想との乖離幅、ジンペントラの市場規模見通し、外国人持ち株比率のトレンド。
2位: マイクロコンテクトソル(098120.KQ)— スコア53.3、独立証拠5ファミリー
半導体テスト用ソケット・コンタクトピン専業メーカー。HBM・先端パッケージング向け需要の恩恵が期待される。
クオリティ: クオリティコンパウンダー通過。ROE 23.1%、営業利益前年比+73.5%と収益性が高水準にある。サイクルリレーティングでマージン変化+3.0ppも確認。
資金フロー: 個人が−89億ウォン売り越す一方、機関・外国人が吸収。外国人持ち株比率18.6%と一定の外国人基盤がある。本日の機関ランキング283位にも市場表面で捕捉された。
次に確認すべき点: HBM・先端パッケージ向け受注比率の変化、主要顧客の設備投資計画。
3位: HMM(011200.KS)— スコア48.6、独立証拠6ファミリー
国内大手海運会社。コンテナ船を主力とする。近年の運賃下落から底入れの兆候が数字に出始めている候補だ。
クオリティ: スマートマネークオリティ通過。機関・外国人が5日間で+1,056.8億ウォン流入し、個人の−1,677.8億ウォン売り越しを吸収。
資金フロー: RS80 Not-Lateスクリーナーを「Focus Candidate」で通過。ピボットギャップ+1.5%、ボックスリスク−16.9%と、過熱なき初期主導株の条件を満たす。
再評価触媒: コンセンサス上方修正(composite z +0.39)が確認された。DART開示では新規設備投資決定(2026-10-15)が入っており、成長投資への積極姿勢も示した。
次に確認すべき点: SCFI・CCFI等のコンテナ運賃動向、設備投資の詳細と資金調達方法、株主総会の議題。
4位以降の補足: シジェン(096530.KQ)はROE 4.8%・営業利益+309.7%と実績は目立つが、空売り比率13.7%・外国人資金流出が同時に観測されており需給が割れている。カオン電線(000500.KS)は本日DART速報実績を公開しており、内容次第で評価が変わる可能性がある点は注目に値する。ただし外国人・機関の5日間売り越しが継続している点は慎重に見たい。
本稿は公開市場データに基づく分析情報であり、特定銘柄の売買推奨ではありません。スクリーナー通過は投資判断の材料のひとつに過ぎず、実際の判断はご自身の責任で行ってください。データは2026-10-19時点。