文脈: 本稿は韓国半導体Top50、HBM4の3社認証、Samsung HBM4E、GigaVisのAI FC-BGA歩留まり分析に続くものだ。
要約
テックウィングはWatchlistから条件付き買い候補へ一段上げてよい。理由は単なるHBMテーマではない。Samsung Electronics向け供給、SK hynixからの初回Cube Prober受注、Micronでの評価進行という顧客拡大の証拠が出ている。
ただし追いかけ買いの局面ではない。株価は60,200ウォンで、20営業日で25.4%上昇した後、直近高値から11.3%調整している。需給は強いが、中心は外国人とプログラム売買だ。58,000から60,000ウォンの支持確認、または65,300ウォンの回復が実践的な入口になる。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| 基準株価 | 60,200ウォン |
| 20営業日リターン | +25.4% |
| 20営業日外国人買い越し | +792億ウォン |
| 20営業日プログラム買い越し | +982億ウォン |
| 1Q26売上高 | 524億ウォン |
| 1Q26営業利益 | 97億ウォン |
| 1Q26営業利益率 | 18.5% |
| 1Q26純損益 | -61億ウォン |
| FY26コンセンサス | 売上3,718億ウォン、営業利益985億ウォン |
事業の本質
テックウィングは前工程装置メーカーではない。後工程の検査装置会社であり、test handler、HBM Cube Prober、C.O.K、部品・ボードを手掛ける。C.O.Kはチップ種類やパッケージ、検査条件に合わせて交換される部品で、設置済み装置が増えるほど繰り返し売上が発生しやすい。
HBM Cube Proberは新しい成長軸だ。HBMは複数のDRAM dieを積層するため、不良dieを積むと損失が大きい。そのため積層前または途中で良品dieを選別する検査の価値が高まる。
顧客と触媒
Samsung向けには97.2億ウォンのHBM検査装置契約が確認されている。SK hynix向けにはCube Proberの初回商業受注が報道されたが、金額と台数は非公開。Micronでは検査装置契約とCube Prober評価機の流れが確認されている。Micronが量産発注に移れば、HBM大手3社への露出が完成する。
リスク
営業面の回復は本物だが、純利益の質は確認が必要だ。1Q26は営業利益97億ウォンだったが、為替デリバティブ損失で純損失になった。この損失が繰り返されるなら、バリュエーションのプレミアムは下がる。
SK hynixの追加発注がない場合、Micronのqualificationが遅れる場合、2Q26利益が期待を下回る場合、または58,000ウォンを割れて戻れない場合、投資論拠は弱まる。